台湾で人気の離島澎湖(ポンフー)、2025年の「澎湖国際海上花火節」は、5月5日から7月29日までの約3か月間にわたり開催される。今年はスヌーピーの75周年とのコラボレーションも話題となり、週替わりでテーマ花火が打ち上げられる予定だ。訪れる人々にとって、忘れられない夏の夜になるだろう。
澎湖に来たなら、花火だけでなく地元グルメも見逃せない。強い日差しの下で楽しむ海とビーチ、そして舌を唸らせる料理たち。炭火で豪快に焼かれた牡蠣、口どけなめらかな仙草かき氷、香ばしい焼肉飯──どれも一口で虜になる味ばかりだ。華やかな演出がなくとも、味だけで勝負するこれらの名店は、観光客はもちろん、地元民からも長く愛されている。
『台湾トラベルヘルパー(台湾旅行小幫手)』が紹介する澎湖グルメマップには、満足度の高い店がずらりと並ぶ。食べ歩きの途中には「また来たい」と心から思える出会いがあるはずだ。
一、澎湖瘋燒烤
馬公市内からやや離れた場所に位置する海鮮焼肉店。遠回りをしてでも訪れる価値があると評され、鮮度抜群の魚介が評判を呼んでいる。清潔で明るい店内には毎日観光客が列を作り、特に夏のピーク時は予約必須だ。
特大の籠に盛られた牡蠣やエビ、焼き魚などが冷蔵庫に整然と並び、客自身が好みの食材を選んで焼くスタイル。殻付きの牡蠣は焼いて殻が開く瞬間が食べ頃で、口いっぱいに広がる海の香りがたまらない。殻が剥きやすく新鮮なエビも魅力だ。
店内では焼き物だけでなく、温かい料理も提供されており、より多彩な味が楽しめる。編集部おすすめは、ぷりぷり食感がたまらない「小エビ(小龍蝦)」。港から直送されたエビは炭火焼きで香ばしく、ひと口で幸福感に包まれる。


住所:澎湖県馬公市鎖管港吉港路25号
営業時間:17:00~22:30
二、玉冠嫩仙草
炎天下で食べたい仙草かき氷の名店。手作りの仙草ゼリーを山のように積み上げたかき氷は、そのビジュアルだけでも話題だ。看板メニューの仙草氷は、濃厚でなめらかな口当たりが特徴で、草の香りとともにタピオカ、生クリームが調和し、清涼感と甘さのバランスが絶妙。
自家製のさつま芋団子、タピオカ、パール、赤豆などトッピングも充実しており、驚きのボリューム。ふたが閉まらないほどの盛りに、食べ進めるごとに異なる味わいが楽しめる。夏の澎湖を代表するスイーツといえる。


住所:澎湖県馬公市民福路32号
営業時間: 10:00–22:00(日曜休業)
三、馬路益燒肉飯
神社の前に立つ大きなトタン屋根の建物で、40年以上地元民に愛されてきた名店。食事時には毎日行列ができる人気店で、焼肉飯とイカ料理が名物だ。
看板メニューの焼肉飯は、カリッと揚げた豚肉を特製ダレで煮込み、ジューシーに仕上げた逸品。イカは肉厚で香ばしく、ご飯と一緒に食べれば箸が止まらない。牡蠣オムレツもおすすめで、ふわふわの卵に新鮮な牡蠣がたっぷりと詰まっている。 (関連記事: 旗山老街、瑞豊夜市も敗北! 高雄の最強観光地、488万人を魅了する景観美と豊富なグルメ | 関連記事をもっと読む )
