トップ ニュース コーヒー豆も巻き添え?トランプがブラジルに50%の高関税、チェーンブランド「アメリカでは栽培できない、値上げ検討」と反発
コーヒー豆も巻き添え?トランプがブラジルに50%の高関税、チェーンブランド「アメリカでは栽培できない、値上げ検討」と反発 米ドナルド・トランプ大統領は、ブラジルに対して最大50%の輸入関税を課すと発表した。この措置は、コーヒーを愛する一般の米国市民にとって、好ましいニュースではない。米国は世界最大のコーヒー消費国であり、大量の輸入に依存しているからだ。米国農務省の輸出入データによれば、ブラジルは米国の生豆の最大の供給国であり、全米の3分の1強を占めている。
『彭博 』の報道によれば、米政府が新関税を本格的に開始した場合、過去数年間でコーヒー価格が高騰した後で、再び米国の消費者にとって負担となる可能性があるという。過去数年では、干ばつと霜害による供給不足が特にブラジル産の豆に関する問題だったが、今回の潜在的な危機は自国政府の決定によるものだ。
対象となるブラジルへの50%関税は8月1日に発効し、それまでには1か月を切る状況で、ブラジル政府はホワイトハウスと交渉する余地がある。ブラジルの業者だけでなく、米国の食品・飲料業者も「特定の農産品に関する米国内での生産が不可能な物品」に対しては免除を願う声が上がっている。コーヒー豆がその一例だ。
コーヒー豆は暖かい熱帯気候で栽培される必要があるため、米国ではハワイとプエルトリコのみが栽培に適している。これらの地域で生産されるコーヒー豆は、米国内の197.5億ドル規模のコーヒー市場を満たすには不足しており、不足分を補うために輸入に頼らざるを得ない。ブラジルはスターバックスなど多くのチェーンにとって重要な供給地でもあり、材料費の高騰による経営圧力を生じる。
カフェの中でコーヒーを飲みながらネットで仕事をしている様子。(AP通信)
地理的に赤道近くに位置し、豊かな熱帯雨林を有するブラジルは、世界最大のコーヒー豆生産国であり、多様な品種を提供し続けてきた。アラビカやロブスタ(現地ではコニロンと呼ばれる)などの主要品種はもちろん、ブルボン、ティピカ、高品種のゲイシャなども生産され、輸出されている。
ブラジルが高関税の影響を受けると知った米国消費者ブランド協会の副会長トム・マドレキ氏は、「どの企業も効率化を図り、インフレ圧力を軽減しようとしている。しかし、米国内で生産が不可能な商品に50%の関税を課すことに、解決策はほぼない」と指摘した。唯一の対応策は、他国からのコーヒー豆輸入への切り替えであるが、結局コストがさらに高くなる可能性がある。
廠商因應之道:転嫁コスト 米国の家庭用コーヒー豆ブランドで、台湾の読者にも馴染みのあるマックスウェルハウスを持つクラフト・ハインツは、今年はすでに原材料コストの高騰を理由に価格を改定しており、トランプ関税により再度価格を引き上げる可能性を示唆している。そして、飲料・コーヒーマシン大手のクリューグ・ドクターペッパー社のCEOティム・コーファーは、2025年下半期にもう一度価格改定を考慮しているという。
スターバックスコーヒー(AP通信)
食品大手J.M.スマッカーは、この関税に対して特に不満を表明している。コーヒーは同社の総収益のおよそ3分の1を占めており、高関税を支払うことは、企業の収益を脅かすとされる。CEOのマーク・スマッカーは、「グリーンコーヒー豆は、米国内では栽培不可能な自然資源であり、年間約5億ポンドの豆を海外から購入している。主な供給者はブラジルとベトナムで、いずれも世界の主要なコーヒー生産国だ」と説明した。
スターバックスの価格は上がるのか? 米国市場の成長停滞を受け、新任のスターバックスCEOブライアン・ニコルは、2024年末に「2025年の飲料価格は引き上げない」と公言、一部コストを吸収し、高価格が障害となり去った顧客を取り戻す方針を示した。
同チェーンの財務報告によると、スターバックスは、全世界30カ国からコーヒーを輸入しており、コーヒーがコストの10%を占めている。アナリストのアンドリュー・チャールズの分析では、ブラジルの50%という新関税が、スターバックスの飲料ならびにネスレに代行されている包装されたコーヒー豆の販売コストを一定程度上昇させるが、消費者にとっては短期的には大きな懸念は必要ないと見られる。
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