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賴慧津

中国による国連決議2758号・歪曲に反対!与野党の団結が必要と法案を提出予定

更新日:9月19日


中国が国連決議2758号を歪曲し、台湾の国際的な代表権に影響を与えていることに対し、最近各国の議会が「決議2758号は台湾の主権に関係ない」と表明し、反対の姿勢を示している。これを受け、民進党の邱議瑩立法委員は18日、国際的な友人が台湾のために声を上げてくれたことに感謝すると共に、立法院に法案を提出し、与野党に対立を乗り越えて法案を支持し、台湾のために団結して声を上げるよう呼びかけた。


邱議瑩は18日、蘇巧慧、林楚茵、沈伯洋立法委員らと記者会見を開いた。近年、米国下院、オーストラリア議会、最近ではオランダ下院などが、決議案や動議を通じて、決議2758号は台湾と台湾人民の国連やその関連組織における代表権問題を処理していないこと、また決議2758号は台湾の国際組織加入を妨げるものではないことを強調している。邱議瑩は、世界の民主陣営が台湾の国際的な役割のために声を上げている時、中華民国台湾の立法委員として、自国のために声を上げるべきだと述べた。


邱議瑩:「国連決議2758号」は台湾の代表権に言及していない

邱議瑩は、「国連決議2758号」が最近、国際民主社会で議論の的となっており、台湾と非常に密接な関係があると説明。簡単に言えば、この決議は当時、国際社会における「中国の代表」が中華人民共和国であることを国連が認証したものだが、台湾と台湾人民の代表権については処理していないにもかかわらず、長年にわたり中華人民共和国が悪意を持って決議2758号の内容を曲解・拡大し、台湾の権益を損なってきたのである。


蘇巧慧は、最近国民の多くが国内ニュースに注目しているが、実際には世界が変化しており、世界的に「台湾支持」の波が起きていると指摘した。昨年7月には米国下院が全会一致で「台湾国際連帯法案」を可決し、その内容は「国連決議第2758号は台湾に関係ない」と主張するもので、台湾の国際的地位向上のための重要な基礎を築いた。今年7月にはIPAC(対中政策跨国議会連盟)が決議案のモデルを可決し、加盟国の議会に同様の決議案の採択を奨励しているのだ。


沈伯洋も、決議2758号はここ1、2年、国際社会と中国の間で非常に重要な法的戦いの焦点となっているが、実際には決議2758号の本文には「中華民国」「台湾」という二つのキーワードが全く言及されていないため、この決議は台湾の国際組織加入を制限するものではないと述べた。残念ながら、一部の理解不足の国民党政治家がこの決議を台湾独立と誤解していると指摘した。


林楚茵も、ヨーロッパ訪問の過程で台湾が非常に好意的な反応を得たと述べ、国際的な合意は台湾を守ることだと強調した。そのため、オーストラリアやオランダが中国による決議2758号の一方的な歪曲に対して、相次いで台湾を支持する声明を出している。台湾が国際社会に向かう過程では他者の助けと自助が必要だが、残念ながら国民党は記者会見で国際的な支援が台湾海峡の紛争を引き起こすと述べた。林楚茵は、このような時こそ台湾は運命共同体であることを示す必要があり、青陣営と白陣営も参加してほしいと述べた。


邱議瑩は、これは台湾が国際社会に踏み出す重要な時期であり、立法委員の蘇巧慧、林楚茵、沈伯洋らと共に立法院に「決議2758は台湾に関係しない」という提案を行ったと強調。その内容は「中華民国台湾は主権国家として、他国と外交関係を樹立するか否か、国際組織に参加するか否かは、他国が干渉できない主権行為である」と明確に述べている。また、立法院が与野党の別なく、党派を超えて対立を乗り越え、一緒に立ち上がって台湾のために声を上げることを望んでいる。


編集:佐野華美


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