台湾交通部長の不倫スキャンダル:政権への影響と後任人事に注目

交通部長の李孟諺氏(写真参照)は先日、10年にわたる婚外恋愛関係があったことが明らかになり、現在すでに賴清德総統と卓榮泰行政院長に辞意を表明し、受理されています。(資料写真、柯承惠撮影)

交通部長李孟諺の不倫スキャンダルで辞任

台湾の李孟諺交通部長が10年間の婚外恋愛関係が明るみに出たことを受け、賴清德総統と卓榮泰行政院長に辞意を表明し、受理されました。


民進党内部抗争説を党幹部が否定

民進党立法院党団書記長の莊瑞雄氏は、このスキャンダルが党内抗争の延長線上にあるという憶測に対し、「考えすぎだ」と否定しました。李氏の政治家としての努力を評価しつつ、今回の事態を残念がりました。


後任人事に注目集まる

交通部長の後任として、民進党の林右昌秘書長や前中華郵政董事長の魏健宏氏の名前が挙がっています。莊氏は、適切な人選が速やかに行われることを期待すると述べました。


賴清德総統の支持率は堅調

台湾民意基金会が発表した最新の世論調査によると、賴清德総統の政権運営を支持する人は46.7%、不支持は31.5%でした。莊氏は各政党の支持率の変動を指摘しつつ、有権者の高い期待に応える必要性を強調しました。


スキャンダルの政権への影響が懸念

この一連のスキャンダルが賴清德政権に与える影響が懸念されています。莊氏は、政党間の激しい攻防の中で、どの法案が国民の利益になるのかを有権者が見極めていると指摘し、世論調査結果を各政党が参考にすべきだと述べました。

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編集/高畷祐子