2026年3月28日、東京都品川区のJR大井町駅前にて、東日本旅客鉄道(JR東日本)が主導する大規模複合施設「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」が開業した。敷地面積は約2万9400平方メートル、延床面積は約25万平方メートルに及び、ホテルや住宅が入居する「HOTEL & RESIDENCE TOWER」と、主にオフィスで構成される「BUSINESS TOWER」の超高層ビル2棟からなる。
京浜東北線、東急電鉄、東京臨海高速鉄道りんかい線が乗り入れる交通の要衝である大井町駅には、本施設の開業に合わせて新たな改札「トラックス口」が設置され、駅直結のスムーズなアクセスが実現した。設計はJR東日本建築設計、施工は竹中工務店が担当している。

「都市生活の共創拠点」鉄道の歴史を未来へ
開発コンセプトに「都市生活の共創拠点」を掲げる本施設は、駅から直接アクセス可能な複層の歩行者デッキや3つの屋外広場を新設し、回遊性の高さが特徴だ。国鉄時代からの車両基地「東京総合車両センター」を背景とした「鉄道の街」としての歴史を踏まえ、施設内の随所から車両基地の眺望を楽しめる設計となっている。
地下3階・地上23階建ての「BUSINESS TOWER」は、6階から23階に総面積約9万平方メートルのオフィスフロアを設け、1階および3階から5階にはシェアオフィスなどが配置された。なお、オフィスフロアは現在、概ね満室稼働となっている。
ミレニアル世代をターゲットとした新ホテルと居住空間
地下2階・地上26階建ての「HOTEL & RESIDENCE TOWER」には、全285室を備える「ホテルメトロポリタン 大井町トラックス東京」が開業。ミレニアル世代を主なターゲットとし、「自然のやすらぎと旅の好奇心」をコンセプトに掲げている。5階のレストランは鉄道旅をテーマに車両を模した座席を配置し、エレベーターホールは鉄道のトンネルをイメージしたデザインが採用された。
最上階の26階には車両基地を一望できるルーフトップバーが設けられている。また、同タワーの14階から25階はレジデンスエリアとなっており、15階から17階には長期滞在者向けにアスコット社が運営するサービスレジデンス「オークウッド大井町トラックス東京(Oakwood OIMACHI TRACKS Tokyo)」が誘致された。
80店舗以上の商業施設と健康志向のスーパーが誕生
両タワーの低層部には、JR東日本グループ初となるアウトモール型の商業施設が展開され、80以上の店舗が出店している。2階から5階には「TOHOシネマズ 大井町」が開業し、フードコートや都市型サウナも併設された。
さらに、ホテル・住宅タワーの2階には、食品スーパー「ライフ大井町トラックス店」が同日オープン。單身世帯や少人数世帯が多い地域特性に合わせ、惣菜や簡便商品を強化しているほか、オーガニックや健康志向の商品を扱うナチュラルスーパーマーケット「BIO-RAL(ビオラル)」も併設されている。両店舗の合計売場面積は1311平方メートルに達し、270台完備された施設共有の駐車場により、近隣住民および広域からの来客を見込んでいる。
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編集:小田菜々香















































