「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」が10月18日に開幕した。大会に先立って来日していた台湾の李洋運動部長(スポーツ相)が同日の開会式を欠席し、大会のすべての公式行事への参加を取りやめたことが分かった。
台湾の運動部(スポーツ省)は同日夜に声明を発表し、李氏に発行されていた大会のIDカードの区分が「スポーツ相」から「NPCゲスト」に突然変更されたとして、アジアパラリンピック委員会(APC)に正式に抗議したことを明らかにした。
李洋スポーツ相の大会ID、「Sports Minister」から「NPC Guest」に変更
李氏は今回、台湾代表選手団の応援に加え、運動部を代表して開会式などの公式行事に出席する予定だった。
しかし、18日の開会式には姿を見せず、大会のすべての公式行事への参加を取りやめた。
運動部の声明によると、李氏には当初、「Sports Minister」(スポーツ相)の区分で大会IDカードが発行されていたが、大会直前になって「NPC Guest」(国内パラリンピック委員会のゲスト)への変更が通知された。
運動部は、すでに承認されていた事項が十分な説明もないまま突然変更されたことについて、強い不満と遺憾の意を表明した。
台湾運動部、アジアパラリンピック委員会に正式抗議 外交ルートでも調整へ
運動部は声明で、国際大会の関連規定や大会主催組織の行政権限を尊重する立場を示す一方、大会IDカードの区分や権限は、出席者の職務上の地位を適切に反映すべきだと強調した。
また、区分を変更する場合には、明確な根拠を示した上で、十分な説明と協議が行われるべきだとの考えを示した。
その上で、中華パラリンピック委員会を通じてアジアパラリンピック委員会に正式な抗議を申し立てたことを明らかにした。
今後も外交ルートを通じて関係機関との調整を続け、当初の認定結果が尊重されるよう求めていく方針だ。
「スポーツ以外の要因による干渉を避けるべき」 選手の権益保護を訴え
運動部は声明の最後に、アジアパラ競技大会はアジアにおける重要な国際総合スポーツ大会であり、選手が日頃の努力と実力を発揮する大切な舞台だと強調した。
その上で、関係各所に対し、相互尊重と公平性の原則を堅持し、大会をスポーツ本来の姿に立ち返らせるよう呼びかけた。
さらに、スポーツ以外の要因による大会への干渉を避けるとともに、選手の権益と良好な国際スポーツ交流環境を共同で守るよう求めた。
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp (関連記事: 【独自】李洋運動部長、アジア大会入村式で一時入場できず 組織委「OCAと必要な調整」、詳細は回答控える | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実













































