富山県において、スポーツや芸術、豊かな食文化を通じて地域の新たな魅力を体感できる晩秋の観光情報が発表された。県内各地では、リニューアルした大規模スポーツ施設の活用や観光型ロゲイニングの開催をはじめ、現代的な美術館の展示、400年以上の歴史を誇る伝統工芸の祭典、旬を迎える食のイベントなど、多彩な取り組みが予定されている。
新アリーナやマラソンで富山のスポーツの魅力を発信
スポーツの分野では、富山市総合体育館が2026年10月1日に「富山市まちなかアリーナ(YKK AP ARENA)」としてリニューアルオープンした。同施設は5,000席以上の観客席やスイートルームなどのVIPエリアを新設し、大型映像装置を完備してプロスポーツや音楽ライブ、市民利用まで幅広く対応する新時代のアリーナとして生まれ変わった。
また、全国ランニング大会100撰に選ばれる「富山マラソン」は、全国的にも珍しい3つの市を通過するコース設定となっており、古い街並みから立山連峰、富山湾、田園風景へと移り変わる眺望を楽しむことができる。
さらに、10月11日には上市町法音寺にて定員500名規模の「第12回フォトロゲイニング上市まちのわ2026」が開催され、参加者が地図をもとに制限時間内でチェックポイントを巡り、写真を撮影しながら地域の景観やもてなしに触れる機会が提供される。
美術館や伝統工芸イベントで富山の文化に触れる
文化芸術やものづくりの領域では、富岩運河環水公園内に位置する富山県美術館が注目を集めている。建築家・内藤廣氏の設計による同館は県産の木材やアルミを取り入れたガラス張りの外観を持ち、ピカソやシャガールらの作品展示に加え、デザイナー・佐藤卓氏が手掛けた屋上庭園「オノマトペの屋上」からは立山連峰や夕日、夜景の景観が楽しめる。
一方、高岡市では10月24日と25日の2日間、産地の勧業博覧会「ツギノテ」が開催される。
全国から128社が集う同イベントでは、会場の1フロア全体を高岡銅器の鋳造や漆芸の製造工程を再現した「一坪ファクトリィエリア」とするほか、24名のクリエイターによる「工芸寿司皿」の展示、全国55ブランドが出展するマーケット、27種類のワークショップが展開される。
高校生と連携した廃材活用広場「つくル~ム」や産地プロデューサー育成の「0門」など、産地の継承と革新を見据えた試みも行われる。
富山湾の魚介や新米、新そばなど秋の味覚も充実
実りの秋を彩る食の取り組みでは、11月の「寿司といえば、富山」月間に合わせて「とやまクラフト寿司」の提供が行われる。
県内のイタリアンやフレンチ、中華、スイーツなどのシェフが富山湾の魚介や県産野菜を組み合わせて考案したメニューで、既存の19店舗に加え、今年度は新たに最大10店舗が参画する。
また、2018年にデビューした県産ブランド米「富富富」の新米シーズンが10月から本格化するほか、10月31日と11月1日には南砺市利賀村で「新そば祭り in TOGA」が開催され、限定5,000食の新そば提供やそば打ちの実演、郷土芸能の披露などが予定されている。
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(関連記事: 富山県高岡市で伝統工芸の勧業博覧会「ツギノテ」開催へ 全国から作り手128社が集結 | 関連記事をもっと読む )編集:小田菜々香













































