和歌山県和歌山市の縫製会社、有限会社オランジェ(代表取締役:西田晴美)は、2026年11月12日から15日まで台湾・台北市の松山文創園区で開催される「POPUPASIA® 10TH」の特別企画「Local to Local」に、オリジナルアパレルブランド「nū」とメンズアンダーウェアブランド「dadada」を出展する。
両ブランドは、同年9月に開催された「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026」で、国内外の企業やバイヤーから高い評価と大きな反響を得たことを受け、今回の台湾展開へと歩みを進める。
「nū」「dadada」が台湾へ 東京ギフトショーで海外企業から反響
出展ブランドの「dadada」は昨年、市場反応の検証を目的に東京インターナショナル・ギフト・ショーへ初出展し、その成果を踏まえて今年9月の出展を正式リリースと位置づけた。
同時に、2020年から展開している「nū」もリブランディングを実施し、2ブランドそろっての本格始動となった。
会期中の3日間には、大手企業を含む複数社から海外輸出を視野に入れたOEMや製品の相談が寄せられたほか、委託販売や取り扱いの打診、ファッションメディアによるブース取材、百貨店でのPOPUP出店要請、大手小売企業の担当者からのパターンやものづくりに対する評価など、多方面から反響を得た。
会期後も商談が継続しているほか、和歌山ニット会館内のセレクトショップ「tunagu」でも「dadada」の取り扱いが始まっている。一部商品に採用されている、1時間に約1メートルしか編めない希少な「吊り編み生地」は、反響の大きさから入荷待ちの状況も生じている。
国内に数台のヴィンテージミシン「ユニオンスペシャル」を活用
1970年(昭和45年)創業のオランジェは、和歌山市の自社工場でニット製品を中心に、レディース、メンズ、キッズなどのアパレル製品を長年手がけてきた老舗企業。
伸縮性が高く縫製難度の高いニット生地に対し、素材や用途に応じて特殊ミシンを使い分ける高い精度と品質管理を特徴としている。
同社が強みとする特殊ミシンの一つが、日本国内に数台とされるヴィンテージミシン「ユニオンスペシャル」のフラットシーマだ。
生地の端同士を平らに突き合わせて縫製することで、肌当たりが優しく型崩れしにくい仕上がりを実現。職人から職人へと継承されてきた熟練技術によって、独特のアナログな風合いを生み出している。
旧式の吊り編み機で空気を含ませながらゆっくりと編み立てられた柔らかな生地の風合いを、このフラットシーマの技術で損なうことなく製品に仕立てている。 (関連記事: 米ビートボックス世界王者「SPIDERHORSE」が8年ぶり台湾へ 宜蘭で金曲奨受賞「尋人啓事」と共演 | 関連記事をもっと読む )
台湾「POPUPASIA」10周年企画 日本と台湾の暮らしの工芸を紹介
今回出展する「Local to Local」は、台湾、日本、タイなどのオリジナルブランドを紹介し、今年で10回目を迎える展示会「POPUPASIA」の10周年特別企画。













































