三菱地所レジデンス株式会社と、対話インサイトAI「Front Agent」を展開するUmee Technologies株式会社は、蓄積された商談記録を活用し、マンション購入検討者との対話を再現する独自の「お客様AI」を構築した。
販売担当者向けのトレーニングツールとして運用を開始し、顧客ロイヤルティの向上を図る。
実際の商談記録から質問を再現 AIが評価・フィードバック
「お客様AI」は、実際の商談記録から抽出した質問やコメントを再現し、販売担当者の受け答えに対して、三菱地所レジデンス独自の評価基準や模範解答に照らした評価とフィードバックを提供する仕組み。
販売担当者は時間や場所の制約を受けず、単独で繰り返し対話トレーニングを行うことが可能となる。
「ザ・パークハウス 北綾瀬」で先行導入
2026年8月にモデルルームを公開した新築分譲マンション「ザ・パークハウス 北綾瀬」のレジデンスギャラリーで先行導入された。
今後は検証結果を踏まえ、対象物件を順次拡大するとともに、商談記録に基づくQ&Aコンテンツの継続的な拡充を進める方針だ。
「Front Agent」を全国21物件へ導入 商談データを営業に活用
三菱地所レジデンスは2024年、マンションデベロッパーとして初めて「Front Agent」を導入し、AIを活用した商談記録の作成・解析に関する実証実験を実施してきた。
以降、全国21物件へ同AIの導入を広げ、解析データの活用や販売担当者間での成功パターンの共有を推進している。
最新の顧客ニーズを「お客様AI」に即時反映
住宅購入時の価値観や関心が多様化し、金利や不動産市況などの環境変化に伴って顧客の懸念点も変遷するなか、直近の商談データを「お客様AI」の質問内容に即時反映させる。
これにより、顧客の潜在的な意図や不安を正確に捉え、納得感の高い商談体験の提供を目指す。
暗黙知になりがちな営業現場の会話データを企業独自の資産へ転換するAI Transformation(AX)を推進するUmee Technologiesとともに、成約率の向上と顧客体験価値の最大化を両立させる狙いだ。
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp (関連記事: 三菱地所レジデンス、2030年代前半に営業利益700億円へ 明嵐社長「建築費高騰が最大の懸念」 | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実













































