台北市長選の民進党候補・沈伯洋氏、父親の別会社に中国が追加制裁 「台独分子と関係する企業の利益許さず」
国台弁の陳斌華報道官は14日、沈伯洋氏の父親、沈土城氏が所有する企業「VWAY」に制裁を科し、中国側とのいかなる取引も禁止すると発表した。(中央社)
台湾の与党、民進党の台北市長選候補、沈伯洋氏の父親、沈土城氏は中国本土で事業を展開しており、同氏が代表を務める「兆億有限公司」が2025年6月、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)から制裁措置を科されていたことが分かった。
沈土城氏はその後も、別の企業「VWAY」を通じて中国での取引を継続していたが、国台弁の陳斌華報道官は14日、VWAY社に対する制裁措置を発表し、中国側との一切の取引を禁止するとした上で、「頑迷な台湾独立(台独)分子と関わりを持つ企業が中国で利益を得ることは断じて許されない」と強調した。
香港紙『文匯報』の13日付報道によると、沈土城氏が所有する兆億有限公司を通じた中国での事業活動が発覚した後、制裁を逃れるため、同氏は自身が所有する別の企業「VWAY CO.,LTD.(以下、VWAY社)」の名義で中国企業との貿易取引を継続していた。
同報道によると、沈土城氏は2005年にVWAY社を設立し、当初は中国産の生地や絨毯など繊維製品の調達を専門としていた。しかし、2025年6月に兆億有限公司が制裁を受けた後、VWAY社は兆億有限公司が手掛けていた保温ボトルや自動車部品などの日用品業務を全て引き継いだとされる。
沈土城氏の中国事業巡る経緯
| 時期 | 出来事 | 概要 |
|---|
| 2025年6月 | 兆億に制裁 | 国台弁は、沈土城氏が代表を務める兆億有限公司に制裁を科し、中国側との取引や協力を禁止した。
|
2022年1月 〜2026年3月 | 大公報の報道 沈土城氏はVWAY社を通じて中国との取引を継続 | 2022年1月〜2025年5月: 取引件数38件、59万9800米ドル 2025年6月〜2026年3月: 取引件数39件、68万9800米ドル
兆億が制裁を受けた後、VWAY社の取引額が大幅に増加 |
2026年 10月14日 | 国台弁の発表 VWAY社に制裁 | 国台弁の陳斌華報道官は、VWAY社に制裁を科し、中国の組織、企業、個人とのあらゆる取引や協力を禁止するなどの必要な措置を講じると発表した。 |
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国台弁の陳報道官は14日の定例記者会見で、メディアから「沈伯洋氏が『抗中保台(中国に対抗し台湾を守る)』を主張する一方で、その父親は中国で利益を得ている。これについてどう対応するか」との質問を受けた。
これに対し陳報道官は、「国台弁は2025年6月、頑迷な台独分子である沈伯洋氏の父、沈土城氏が代表を務める兆億有限公司に対し制裁を科すと発表した。
調査の結果、同氏は制裁を逃れるため、別の企業名義で中国の関連企業と貿易取引や業務提携を続け、経済的利益を得ていたことが判明した」と述べ、「沈伯洋氏が『反中・抗中』と騒ぎ立て、両岸(中台)の交流や協力を阻害する一方で、親族と共に中国からなんとかして利益を得ようとする行為は醜悪で、軽蔑に値する」と非難した。
その上で、「中国側は、頑迷な台独分子に関わりを持つ企業が中国で利益を得ることを断じて許さない。VWAY社に制裁を科し、中国の組織、企業、個人との一切の取引や協力を禁止するなどの必要な措置を講じることを決定した」と表明した。
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