【台湾世論調査】20代の約6割「米国だけに頼れない」 中国との主体的交渉も支持

民主文教基金会は12日、「米中首脳会談後、台湾の民意は変化したか?」と題する世論調査発表記者会見を開催した。右から桂宏誠氏、李勝峯氏、陳陸輝氏、劉嘉薇氏。(楊騰凱撮影)
民主文教基金会は12日、「米中首脳会談後、台湾の民意は変化したか?」と題する世論調査発表記者会見を開催した。右から桂宏誠氏、李勝峯氏、陳陸輝氏、劉嘉薇氏。(楊騰凱撮影)

台湾で実施された最新世論調査によると、大国間の取引材料となることを避けるため、中国と主体的に交渉することに台湾市民の50.2%が「同意する」と回答した。また「特定の前提の下で、(中国と)交渉と対話を開始すべき」との回答は55%に上り、「(中国との)統一に断固として反対し、最後まで抵抗する」は28.9%にとどまった。

このうち、20代の若年層では6割以上が「米国にのみ依存するべきではなく、(中国と)主体的に交渉すべき」と考えており、専門家は台湾の若者の間で中台関係に対する風向きに変化が生じ始めていると指摘している。

民主文教基金会は10月12日、「米中首脳会談後、台湾の民意は変化したか」と題する世論調査の発表記者会見を開催。司会は同基金会理事長の桂宏誠氏が務め、パネリストとして国立政治大学国際関係研究センター兼任研究員の湯紹成氏、同大学選挙研究センター特任研究員兼政治学科教授の陳陸輝氏、国立台北大学公共行政・政策学科教授の劉嘉薇氏、新党の李勝峯副主席が登壇した。

米中関係が変化する中での台湾の民意

6大テーマ|世論調査データ一覧

まとめ:中国が台湾の平和統一を推進すれば米国は中立を保つとの見方が50.4%。台湾が主体的に中国と交渉することを50.2%が支持。55%が特定の前提の下で対話を開始すべきと回答。

1台湾はもはや、米国に依存して中国に対抗することはできない?

同意する47.6%
同意しない32.5%

2米中間のハイレベル協議において、台湾は米国の交渉材料になる?

同意する39.4%
同意しない41.9%
重要ポイント|米国の立場への認識

3中国が平和的統一を推進すれば、米国はどのような選択をする?

中立を保ち、介入しない50.4%
台湾を支援し、統一を阻止する25.8%

4「統一せず、独立せず」という台湾の現状はすでに変化し、維持は困難?

同意しない44.9%
同意する33.5%
過半数が支持|台湾の運命を主体的にコントロール

5台湾は大国間の取引材料になることを避けるため、主体的に中国と交渉すべき?

同意する50.2%
同意しない33.0%
最大比率|台湾の未来の方向性

6台湾は将来、どのような路線を選択すべき?

特定の前提の下で、中国との交渉と対話を開始する55.0%
中国との統一に断固反対し、最後まで抵抗する28.9%

データ出典:民主文教基金会。調査期間は2026年10月4日から7日、有効回答数1074人、信頼水準95%において標本誤差は±3.0%以内。

世論調査結果の要約

米中関係の変化に伴い、台湾はもはや米国に依存して中国に対抗することはできないとの意見について、47.6%が「同意する」、32.5%が「同意しない」と回答した。

米中両国の高官が継続して協議を行う中、台湾が米国の交渉材料として扱われるとの見方について、39.4%が「同意する」、41.9%が「同意しない」と答えた。 (関連記事: 【台湾世論調査】「一国二制度」に8割超が反対 約7割が現状維持・中国との統一拒否 | 関連記事をもっと読む )

中国が米中関係の変化を機に「平和的統一」の推進を加速させた場合、米国は「中立を保ち介入しない」か、それとも「台湾を支援し統一を阻止する」かの問いに対し、50.4%が「中立を保ち介入しない」、25.8%が「台湾を支援し統一を阻止する」と回答した。

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