【世論調査】中国の「一国二制度」に台湾市民の8割超が反対 国防予算増額も7割が支持

陸委会が26日発表した最新の世論調査結果によると、回答者の8割超が「一国二制度」に反対姿勢を示した。(イメージ図/顔麟宇撮影)
陸委会が26日発表した最新の世論調査結果によると、回答者の8割超が「一国二制度」に反対姿勢を示した。(イメージ図/顔麟宇撮影)

台湾の対中政策を統括する大陸委員会(以下、陸委会)は3月26日、最新の世論調査結果を発表した。それによると、81.3%の台湾市民が中国共産党の「一国二制度」に反対しているほか、約84.7%が政府の主張する「広義の現状維持」を支持し、さらに70.4%が国防予算の増額を支持していることが分かった。

また、昨今議論を呼んでいる「中国大陸出身者が公職に就く権利」を巡り、現行の「台湾に戸籍を設けてから10年」という要件について、半数近くが「短すぎる」と回答。「立候補を認めるべきではない」との回答も合わせると、制限強化を求める声が主流を占めた。国立政治大学選挙研究センターが実施した同調査は、主権、国防、および中台の現状に対する台湾市民のリアルな姿勢を浮き彫りにしている。

陸委会の梁文傑副主任委員兼報道官は26日の定例記者会見で、現在の中台関係に関する世論調査結果を発表。同調査は陸委会が国立政治大学選挙研究センターに委託して実施したもので、有効回答数は1138人。

1. 一国二制度、「支持しない」が81%

「中国政府が掲げる『一国二制度』では、台湾を地方政府および特別行政区と見なしており、中国共産党による統治を受け入れれば、中華民国は存在しなくなるが、この主張に賛同するか」との設問に対し、「賛同しない」と「全く賛同しない」の回答が合わせて81.3%に上り、うち「全く賛成しない」は52.7%だった。

賛同する:7.0%(「非常に賛同する」1.5%、「賛同する」5.5%)

賛同しない:81.3%(「全く賛同しない」52.7%、「賛同しない」28.6%)

わからない/意見なし:11.7%

2. 一つの中国原則、「同意しない」が79%

「中国政府は『一つの中国原則』を堅持し、(中台)統一を推進すると主張しているが、同意するか」との設問に対しては、79.5%が「同意しない」または「全く同意しない」と回答した。

同意する:10.1%(「非常に同意する」3.2%、「同意する」6.9%)

同意しない:79.5%(「全く同意しない」50.9%、「同意しない」28.6%)

わからない/意見なし:10.5%

3. 「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」、75%が「賛同」

「『中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない』との見解を賛同するか」との設問に対し、75.9%の市民が「賛同する」または「非常に賛同する」と回答した。 (関連記事: 【台湾世論調査】頼政権の支持率57.6%に急伸、行政院長の訪日を6割が支持 一方、国会への不満も鮮明に 関連記事をもっと読む

賛同する:75.9%(「非常に賛同」48.1%、「賛同する」27.8%)

賛同しない:11.3%(「全く賛同しない」4.9%、「賛成しない」6.4%)

わからない/意見なし:12.8%

4. 台湾政府主張の「広義の現状維持」、84%が支持

政府の「広義の現状維持」を支持する市民は84.7%に達した。また、「台湾の未来は2300万人の台湾市民によって決定されるべき」との主張にも83.9%が賛同を示した。これら設問に対する回答率は長期的に安定して推移している。

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