台湾の「双十国慶節」(10日、中華民国の建国記念日)の行事を終えたばかりの林佳龍(りん・かりゅう)外交部長(外相)が、4度目となるポーランド訪問に臨んでいる。
現地時間13日午後(日本時間13日夜)には、2年連続で「ワルシャワ安全保障フォーラム」(Warsaw Security Forum)に登壇し、「台湾モデル:欧州の再工業化を担う信頼できるパートナー」と題して講演する予定だ。
これに先立ち、林氏は12日、代表団を率いてポーランド南西部にある「TEEMA科技園区」の建設予定地を視察し、台湾とポーランドが年末までに協力に関する覚書(MOU)を締結する方向で調整していることを明らかにした。
国慶節当日の10日夜、林氏は台北賓館で国慶節レセプションを主催した。翌11日にはSNSで、国慶節の行事を終えてすぐ空港に向かい、ポーランドに出発したと公表。招待を受けて第13回ワルシャワ安全保障フォーラムに出席し、再び講演すると明らかにした。
外交部も11日に報道発表を出し、林氏が10日に代表団を率いてポーランドに向けて出発したと説明。フォーラムでの講演に加え、欧州の関係者と会談して台湾と欧州の関係を一層深め、「総合外交」政策を具体化するとしている。
林氏が2024年5月に外交部長に就任して以来、欧州訪問は今回で8回目となる。蕭美琴副総統に2度同行し、ベルギーの欧州議会やイタリア西岸の火山島ヴェントテーネ島(Ventotene)を訪れたほか、欧州11カ国を訪問している。
ポーランド訪問は今回で4度目で、2024年11月の経済・貿易視察団の団長としての訪問、昨年9月のワルシャワ安全保障フォーラム出席、今年6月にワルシャワで開かれた「2026欧州台湾エキスポ」の開幕式出席、そして今回のフォーラム出席となる。
TEEMA科技園区の予定地を視察 林外相「年末までに台湾・ポーランドがMOU締結」
林氏がSNSに投稿した内容によると、今回のポーランド訪問では、まず南西部ヴロツワフ(Wrocław)にある台湾パソコン大手、エイサー(宏碁、Acer)のポーランド工場を訪問した。
続いてミエンキニャ(Miękinia)を訪れ、台湾の業界団体、台湾電機電子工業同業公会(TEEMA)が設置を計画する「TEEMA科技園区」の予定地を視察した。今年6月、林氏が代表団を率いて欧州台湾エキスポに出席した際、TEEMAは同園区をミエンキニャに設けると発表していた。今回はミエンキニャのヤン・マリアン・グジェゴルチン(Jan Marian Grzegorczyn)首長の案内で現地を確認した。 (関連記事: 中国、台湾と国交維持のパラグアイ・ベリーズ閣僚を制裁 国交樹立国の高官では初 | 関連記事をもっと読む )
林氏によると、台湾とポーランドはともにTEEMA科技園区の計画を進め、台湾企業の進出を加速させたい考えだ。年末までに双方の代表がMOUに署名する方向で調整しており、台湾の国際協力発展基金会(ICDF)が用地の取得を支援し、充実した政策支援と協力の枠組みを提供するという。













































