型枠用合板のトレーサビリティ普及促進協議会が発足、三菱地所レジデンスなど56社・団体が業界横断で連携
三菱地所レジデンスら56社・団体が協議会を設立し、建設現場の型枠用合板における透明性確保と認証スキームの普及を本格始動。(写真/三菱地所提供)
三菱地所レジデンス株式会社を事務局とし、施工会社、型枠工務店、木材商社など56の企業・団体が参画する「型枠用合板のトレーサビリティ普及促進協議会」が設立された。2024年4月に発足した勉強会を母体とし、建設現場で使用される型枠用合板の合法性と持続可能性を確保するため、認証スキームの普及と業界共通基準の策定を本格化させる。
「未認証経路」の解消と竣工までの追跡管理
型枠用合板はコンクリート成形に不可欠な資材だが、供給元や製造過程の透明性が不透明なケースがあり、合法性への懸念が課題となっていた。現状、森林から商社までの流通段階では森林管理協議会(FSC)などの認証体制が整っているものの、型枠工務店による加工から施工現場に至る工程では認証取得が定着しておらず、追跡が途切れる「未認証経路」の実態がある。
本協議会では、この未認証経路においてFSCや公益社団法人森林・自然環境技術教育センター(JAFEE)の審査・認証を活用し、竣工まで確実なトレーサビリティを確保する仕組みづくりを推進する。
専門的な3つの分科会を設置
協議会内には、専門的な検討を行う3つの分科会が設置された。
- システム認証分科会: 現場ごとのプロジェクト認証に加え、事業者自体の管理体制を認証するシステム認証の導入を目指し、2026年度内に「システム認証版 標準作業手順書」を策定する方針。
- 国産材活用検討分科会: 将来的な供給変化を見据え、ヒノキやカラマツなどの国産材活用に向けたトライアル施工を実施する。
- 認証制度理解・運用検討分科会: 伝票確認や識別表示などの具体的なチェックポイントを明確化し、監査体制の構築を支援する。
業界全体の信頼性向上と2030年度の目標
構成メンバーには、清水建設や長谷工コーポレーションなどの大手ゼネコン、東京建物、野村不動産、三井不動産レジデンシャルといったデベロッパーのほか、多数の型枠工務店や商社が名を連ねている。
事務局の三菱地所レジデンスは、2030年度までに全物件でトレーサビリティ確保を実現することを目標に掲げており、協議会を通じて業界全体の信頼性向上と持続可能な資材利用の定着を目指す。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒日文版
最新ニュース
仮想通貨の闇とマウントゴックス事件の裏側、ジェイク・エーデルスタイン氏がFCCJで新著を語る日本外国特派員協会(FCCJ)にて3日、ジャーナリストのジェイク・エーデルスタイン氏が新著『The Devil Takes Bitcoin』の出版記念イベントに登壇した。エイミー・ヨシダ=プランベック氏の協力を得て最新情報にアップデートされた本作は、もともとフランス語で出版されていたが、トランプ前米政権下でのサイバー犯罪者への恩赦といった動向を受け、大幅に加......
山手線沿線に大規模コリビング第2弾「TOMORE田端」が竣工、3月20日より入居開始野村不動産株式会社は、山手線沿線の利便性の高い立地に、総戸数160戸の大規模コリビング賃貸レジデンス「TOMORE田端」が2026年3月12日に竣工したと発表した。本物件は同シリーズの第2弾として、希少な新築・大規模物件であることに加え、充実した共用部と専属スタッフによるコミュニティ運営を特色としており、3月20日より順次入居を開始する。2駅4路線利用可能、......
2025年世界の自由度、台湾は93点でアジア2位 首位はフィンランド「フリーダム・ハウス」(Freedom House)が公表した2025年版の最新報告によると、世界の自由度は20年連続で後退しており、現在「自由」な国に暮らす人は世界全体の約21%にとどまる。民主主義の先導役とみなされてきた米国の評価も過去最低を更新し、南アフリカと同水準に並んだ。一方、台湾は強いレジリエンスを示し、93点の高得点でアジア2位を維持した。わず......
防衛省、イージス・システム搭載艦1番艦の装備品試験、米で実施 SPY-7など標的探知に成功防衛省は2026年(令和8年)3月20日、イージス・システム搭載艦1番艦用の米国製装備品による標的探知試験を、米国東部標準時間の3月17日および19日に米国で実施したと発表した。イージス・システム搭載艦は2024年度(令和6年度)から建造が始まっており、2027年度末(令和9年度末)に1隻目、2028年度末(令和10年度末)に2隻目の就役を目指して整備が進め......
第6回防衛力変革推進本部開催 自衛隊を「世界一の無人機駆使組織」へ、小泉防衛相が表明2026年(令和8年)3月19日、第6回「防衛力変革推進本部」が開催され、小泉防衛大臣が「防衛力の変革の方向性」および「同志国との連携」について冒頭発言を行った。小泉氏は、自衛隊を「世界で最も隊員の命を大切にする組織」にすると宣言。その実現のため、自衛隊を「世界一無人アセットを駆使する組織」へと変革させる強力な方針を打ち出した。防衛力変革の5つの柱大臣は変......
中東情勢受けた邦人等輸送の待機任務が終結 空自KC-767が帰国防衛省は21日、中東地域の情勢悪化に備えた邦人等輸送の準備行為を終結させたと発表した。これに伴い、モルディブ共和国で待機態勢を維持していた航空自衛隊のKC-767空中給油・輸送機1機が、同日、日本に帰国した。今回の派遣は今月6日、外務大臣から防衛大臣に対して邦人輸送に向けた準備行為の依頼があったことを受けたものだ。防衛大臣は同日、統合作戦司令官に対し、自衛隊......
18年前の対話を再び!ポーランド元大統領ワレサ氏が林佳龍氏と再会 二人は何を語ったかポーランド元大統領ワレサ氏が訪台、台湾・林佳龍外相と「民主対話」──「台湾が中国統一を主導すべき」と共産主義に警鐘ポーランドの民主化運動「連帯」を率い、同国初の民選大統領を務めたレフ・ワレサ(Lech Wałęsa)氏がこのほど台湾を訪問した。台湾外交部(外務省に相当)と台湾アジア交流基金会が共催する「第9回玉山フォーラム」に出席し、午餐会で特別演説を行った......
中国軍人事粛清、統合作戦能力に影響か 台湾安保当局「米支援削減を狙う『偽装の平和』」に警鐘中国共産党の中央軍事委員会副主席、張又侠氏の失脚に伴い、中国軍内部で大規模な人事粛清が続いている。台湾の国家安全保障当局者は、これまでの将官級(上将・中将)にとどまらず、現在は校官級(佐官級)にまで粛清の範囲が広がっていると指摘した。さらに、一連の人事異動後、人民解放軍の「統合作戦能力」に明らかな落差が生じているとの分析を明らかにした。統合作戦能力の低下と「......
台湾、韓国に「最後通牒」 居留証を「南韓」表記に変更、外交摩擦の裏に透ける「親中警戒感」韓国の電子渡航認証「K-ETA」において、台湾が依然として「中国(台湾)」と表記されている問題を受け、台湾当局は対抗措置に踏み切った。在台韓国人に発行される居留証の国名表記を、従来の「韓国(Korea)」から「南韓(South Korea)」に変更。分析家は、これが単なる呼称の問題にとどまらず、韓国と中国が急速に関係を深めていることに対する台湾の戦略的な懸念......
イスラエル・米の対イラン攻撃から3週間、松永泰行教授が現状と展望を分析 日本記者クラブで会見日本記者クラブで18日、東京外国語大学大学院の松永泰行教授を招き、「イスラエル・米の対イラン攻撃 背景と影響」と題した記者会見が開催された。イスラエルと米国によるイランへの軍事攻撃開始からまもなく3週間を迎える中、現代イラン政治研究の第一人者である松永教授が、双方の軍事戦略やイラン国内情勢、今後の見通しについて詳細な分析を行った。イランの戦略:迎撃ミサイルの......
【中東緊迫】世界経済に「ハンドブレーキ」の懸念 ホルムズ海峡封鎖とエネルギー相互破壊の衝撃イスラエル軍は18日、イランのエネルギー産業の「至宝」とされるサウス・パルスガス田を爆撃した。これにより、イランを巡る戦争はエネルギー施設を標的とした「相互破壊」の極限段階へと正式に移行した。イランの重要拠点が攻撃を受けた直後、革命防衛隊はカタールやサウジアラビアへミサイルを発射。カタールのラス・ラファン工業地区では「大規模な破壊」が報告されており、ロイター......
日本製鉄堺ブレイザーズ、天皇杯覇者との大一番へ 金岡公園体育館で「レア」なホームゲーム開催大同生命SV.LEAGUE MEN所属の日本製鉄堺ブレイザーズ(本拠地:大阪府堺市)は、2026年4月4日(土)および5日(日)の2日間、堺市金岡公園体育館にて、昨年の天皇杯王者であるウルフドッグス名古屋を迎えたホームゲームを開催する。チャンピオンシップ進出をかけた正念場レギュラーシーズン最終戦を目前に控えた今節は、チャンピオンシップ進出を争うチームにとって......
トヨタ、2026年春闘で「満額回答」 AI時代に向けた「技」と「生産性」の向上へ不退転の決意トヨタ自動車の2026年春季労使協議会(労使協)は18日、回答日を迎え、会社側は労働組合の賃金・賞与に関する要求に対して「満額回答」を提示した。自動車産業を取り巻く環境が激化する中、AI時代の到来を見据え、労使双方が「技を磨き、生産性を高める」という強い覚悟を行動に移すことで合意した。「かつてないレベルの生産性向上」への危機感今回の協議では、設備停止やプロ......
アークヒルズでソメイヨシノが開花 都心に現れる全長700mの「桜のトンネル」が春を彩る森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)が運営するアークヒルズ(桜坂〜スペイン坂)にて、2026年3月19日、ソメイヨシノの開花が確認された。アークヒルズの外周を取り囲む三方の道路には約130本の桜が植えられており、全長約700メートルに及ぶ桜並木は、都心では珍しい圧倒的な「桜のトンネル」として親しまれている。植樹から40年、歴史を刻むエリアのシ......