「フリーダム・ハウス」(Freedom House)が公表した2025年版の最新報告によると、世界の自由度は20年連続で後退しており、現在「自由」な国に暮らす人は世界全体の約21%にとどまる。民主主義の先導役とみなされてきた米国の評価も過去最低を更新し、南アフリカと同水準に並んだ。一方、台湾は強いレジリエンスを示し、93点の高得点でアジア2位を維持した。わずか9点の中国や、自由度が「崖を転がり落ちるように」低下した香港との対比が鮮明となり、ネット上では「台湾の人は本当に大切に守るべきだ。香港は一度しか実演していない」といった声が広がっている。本稿では、2025年の世界自由度ランキングについて、評価基準と各国の民主主義の現状を整理する。
世界自由度ランキング2025 米国が過去最低、権力拡大批判で南アフリカと同水準
100点満点のこの評価で、とりわけ注目を集めたのが米国である。得点は81点まで低下し、この報告が1972年に始まって以来の最低記録となった。この点数により、米国は自由度ランキングで南アフリカと同順位となり、多くの欧州の同盟国に後れを取っただけでなく、韓国やパナマも下回った。伝統的な民主主義の先導国としての地位が、かつてない挑戦に直面していることを示している。
報告は、米国の後退の主因について、行政権力の過度な拡大と制度機能の不全が中核的問題だと分析した。特に、トランプ政権は政府機関の閉鎖、武装要員を投入した反移民作戦の実施、反腐敗メカニズムの弱体化など、一連の急進的措置を取ったと指摘した。こうした動きに加え、人々の表現の自由の行使に対する圧力も重なり、米国は1年で3点後退した。
世界自由度ランキング2025 香港は何位か、20年の転落実感と台湾93点のアジア2位
アジアに目を向けると、台湾は比較的堅調な民主主義のレジリエンスを示した。総合点は前年より1点下がったものの、今年も93点の高得点でアジア上位を維持した。内訳では、40点満点の「政治的権利」で38点、60点満点の「市民的自由」で55点を獲得した。現在の台湾の自由度は、96点で首位の日本に次ぐアジア2位である。
台湾の好成績と対照的に、中国大陸は各指標で依然として極めて低い水準にあり、総合点はわずか9点だった。「政治的権利」ではマイナス2点という極端な評価も付いた。同時に、香港の自由空間も引き続き制約を受けており、今年は総合41点(政治的権利9点、市民的自由32点)で「部分的に自由」地域に分類された。現地の人権環境に顕著な質的変化が生じていることを映し出している。 (関連記事: 中国と共に最下位の国が出現!世界のインターネットの自由度が再び低下 台湾アジア1位 | 関連記事をもっと読む )
こうした大きく開いた数字の差は、インターネット上で瞬く間に議論を呼んだ。台湾の人々にとって93点は空気のように当たり前のものかもしれないが、変化を実際に経験した香港の人々の目には、もはや戻れない過去として映っている。あるネットユーザーはThreadsに「過去20年で香港の自由度が26点も大きく下がったのを見ると、実に感慨深い」と投稿した。さらに、評価の仕組みに関心を示した人々に対し、この指標は主に2つの核心に分かれていると説明した。1つは40点満点の「政治的権利」で、選挙の公正性、政治参加、政府の透明性を扱う。もう1つは60点満点の「市民的自由」で、表現、信仰、集会の権利、司法の独立性などを含むという。また、チベットの状況はさらに厳しく、得点は0点だとし、自身の生涯のうちに全体主義が人々を解放する日を見たいと切実な思いをつづった。

















































