「TAKANAWA GATEWAY CITY」でロボットフェス開催 自動運転バスから清掃ロボまで、未来の暮らしを先行体験
TAKANAWA GATEWAY CITYで開催されたロボットフェスでは、開業後の40台体制を見据え、15種類の最新ロボットとモビリティが人と共生する未来の街の姿を提示した。(写真/TAKANAWA GATEWAY CITY PR事務局提供)
2026年3月28日にグランドオープンを迎える「TAKANAWA GATEWAY CITY」。その幕開けに先立ち、2月20日から22日までの3日間、JR高輪ゲートウェイ駅隣接の「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」にて、街の至る所でロボットが活躍する未来を先取りできるイベント「TAKANAWA GATEWAY CITY ロボットフェス」が開催された。
本イベントは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」というコンセプトのもと、環境・モビリティ・ヘルスケアの3つを重点テーマに掲げる同施設が、人とロボットが共生する世界を一般来場者に公開したものだ。
裏方の点検から公道走行モビリティまで一堂に
入場は無料で行われ、普段は目に触れることのない点検ロボットから、次世代モビリティまで計15種類が集結。会場では、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が構築する「未来の街」の具体像が示された。
点検分野: 世界最小クラスのドローン「IBIS 2」や遠隔点検ロボット「ugo mini」が登場。街のエネルギーセンターなどの狭所・暗所における設備点検で活用されており、特に「ugo mini」を用いた遠隔巡視は、地域熱供給会社として日本初の取り組みとなる。
清掃分野: 石材床を洗浄する「HAPiiBOT」、ベンチ下にも潜り込める「KIRA CV 50」、自在な移動が可能な「STRIVER II」、表情豊かなディスプレイを持つ「R3-Vac」など、用途に応じた多様な機種が実演された。
AI警備に「植栽診断ロボ」高度なサービス機能
自動運転配送ロボット「DeliRo(デリロ)」や、エレベーター等と連携する「Servi Lift」によるデリバリー体験が実施されたほか、自律型警備ロボット「C-SParX」はAIカメラによる異常検知のデモンストレーションを行った。また、受付では「PATORO(パトロ)」が来場者を出迎えた。
特に注目を集めたのは、植物の生育状態をリアルタイムで診断する「令和の忠犬 鉢公」だ。レーザーやサーマルカメラを用いて、人の五感では気づきにくい変化を捉え、植栽管理の高度化を目指すユニークな取り組みである。
次世代モビリティの体験と今後の展望
モビリティ展示では、ハンドルがない6人乗り自動運転バス「RoboBus」の体験乗車や、1人乗り「Rakuro」、3秒で台車に変形可能な電動スクーター「MIMO C3 cargo e-scooter」が公開された。
現在、同施設では約20台のロボットが稼働しているが、開業後には定型業務のみで約40台まで増やす計画だ。将来的には案内や運搬業務への人型ロボットの導入も検討されている。メーカーの異なるロボットが同一環境で安全に共存できるプラットフォームの調整も進んでおり、ロボットが当たり前に存在する社会の実現に向け、着実な一歩を刻んでいる。
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