島根・松江の伝統銘菓がパフェに進化 日本三大和菓子処を巡る新観光企画「パフェ旅」が2027年1月始動
松江の伝統銘菓を現代のパフェに再構成し、街全体を巡る周遊型観光プロジェクト「パフェ旅」が2027年1月に始動する。(写真/株式会社KIBO提供)
株式会社KIBOを事務局とするパフェ旅協議会松江支部は、島根県松江市を舞台とした新たな周遊型観光プロジェクト「パフェ旅」を始動する。
松江を代表する銘菓「若草」「山川」「菜種の里」「柚餅子」をモチーフにした4種に加え、季節を感じる2種を合わせた全6種類のパフェを開発し、2027年1月23日から市内各所で提供を開始する予定だ。本企画は観光庁の令和8年度「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」に採択されている。
松江の和菓子文化をパフェで再発見
松江は松江藩7代藩主・松平不昧公が育んだ茶の湯文化を礎に、京都や金沢と並ぶ日本三大和菓子処の一つとして知られる。市内には今も多くの和菓子店が暖簾を掲げているが、観光客がその歴史や職人技、背景にある物語に深く触れる機会は限られていた。
そこで本企画では、若年層や海外からの来訪者にも親しみやすいパフェを入口とし、市内の和菓子店や洋菓子店、カフェ、茶寮などが連携して街全体の回遊と滞在時間の拡大を図る。
メニューの監修には、福井県で創業240年以上の歴史を誇る老舗和菓子店「昆布屋孫兵衛」17代目の昆布智成シェフが就任した。昆布シェフはフランスの名店での修行やフランス国家最優秀職人章(M.O.F)保持者への師事を経て、和洋の境界を越えた菓子づくりを展開している。
プロジェクトでは銘菓を単にグラスへ載せるのではなく、味や色、香り、食感、意匠、背景の物語を読み解き、現代的なパフェとして再構成する。参加店舗の個性や技術と融合させることで、松江でしか味わえない特別な一品を完成させる。
試食会やモニターツアーで本格始動へ
本格始動に向けて、2026年10月13日には松江市内で参加店舗による試食会が開催され、昆布シェフと各店の職人による意見交換が行われる。
さらに同年11月9日には東京都内で試食会が予定されているほか、提供開始となる2027年1月23日からは1泊2日のモニターツアーも実施される。松江市観光部や銘菓の老舗・彩雲堂など地域関係者とも広く連携し、単一店舗の消費にとどまらない街ぐるみの観光体験として発信を強化していく方針だ。
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