非常に強い台風30号(チャンパー)が台湾に接近している。
台湾の中央大学大気科学系の非常勤副教授、呉徳栄氏は19日、自身のコラム「洩天機教室」で、台湾の中央気象署(CWA)が発表した最新の台風進路予想をもとに、台風30号がグアム島西方の海上を西北西に進み、台湾東部の海上へ向かっていると指摘した。
今後の進路については、台湾への直接上陸や台湾近海で北寄りに進路を変える可能性など、依然として不確実性が残っている。台風の風域も拡大しており、台湾北部や東部では影響を受ける可能性が高まっている。
以下、台風の最新動向と、台湾全域の出勤・登校停止(台湾でいう「停班停課」)に関する情報をまとめる。
強風域入りの確率上昇 北部・東部で50%超

中央気象署が19日朝に公表した予測では、今後120時間以内に台風の7級風に相当する強風域に入る確率は、宜蘭県56%、基隆市55%、花蓮県54%、台北市53%、新北市52%、桃園市49%となっている。
台湾の中央気象署が公表する「暴風侵襲率」は、台風の7級風に相当する風域の影響を受ける確率を示す。日本の気象庁が風速25メートル以上の範囲を指す「暴風域」とは定義が異なる。
気象専門家の林得恩氏は、今年、北西太平洋と南シナ海で発生した台風が29個に達し、年間平均の25~26個を上回っていると指摘。そのうち台湾の分類で「強烈台風」に達したものは9個に上るという。
秋の台風は進路の予測が難しいとされる中、チャンパーは海面水温など発達に適した条件のもと、強い勢力を長期間維持する可能性があり、台湾への直接的な影響にも注意が必要だとしている。
「目の壁雲」再構築後に再発達か 金曜は乾いた寒気流入で弱まる可能性

台湾の中央気象局元局長、鄭明典氏はフェイスブックで、海洋熱含量と米軍合同台風警報センター(JTWC)の予想進路をもとに分析した。
チャンパーは19日(月)、目の壁雲(アイウォール)の再構築に伴い一時的に勢力を弱めたものの、その後、海面水温などの条件が良い海域へ進むため、20日(火)から21日(水)にかけて再び発達し、もう一度勢力のピークを迎える可能性があるという。
台湾に近づく23日(金)には、北側の気圧の谷の影響を受け、下層に乾いた冷たい空気が流れ込むことで台風の構造が崩れ、勢力が大きく弱まる可能性があるとした。
現時点では、台湾で「共伴効果」と呼ばれる、台風と北東季節風の相乗作用による極端な大雨の兆候はみられていない。ただ、弱い相乗作用が生じ、北東部や東部で雨が強まる可能性があるため、引き続き注意が必要だ。
台風は23~25日に台湾へ最接近か 北部・東部で大雨や豪雨の恐れ

中央気象署は、台風30号が23日(金)から25日(日)にかけて台湾東方の海上に最も接近すると予想している。
各地の天候への影響は次の通り。
23日(金): (関連記事: 山下智久、亀梨和也を抑えた1位は? 台湾で話題の日本人男性スターランキングTOP10発表 | 関連記事をもっと読む )
北部、北東部、東部では雨となり、局地的に大雨や豪雨となる恐れがある。中部と南東部では所により一時雨となり、その他の地域でも雨の降る所がある。













































