台湾北部の新竹市と宮崎市は15日、新竹市政府庁舎で友好交流協定の締結式を行った。新竹市の高虹安(こう・こうあん)市長と宮崎市の清山知憲市長が協定書に署名し、両市は長期的なパートナーシップを正式に結んだ。日台の地方都市同士の友好と交流を一層深める狙いがある。
式には宮崎市議会の鈴木一成議長と、日本台湾交流協会の川合現(かわい・げん)副代表も出席し、締結を見届けた。同日夜には新竹市主催の歓迎夕食会が開かれ、高虹安市長のほか、新竹市議会の許修睿議長、新竹市の張治祥秘書長、陳啓源市議らが一行をもてなし、終始和やかな雰囲気に包まれた。
産業、観光、市民交流の3分野で協力
高虹安市長によると、協定は「産業交流」「観光・マーケティング交流」「市民交流」の3分野を柱とする。今後はこれを足がかりに、教育や文化、スポーツ、青少年交流にも分野を広げたい考えだ。
行政間の交流にとどまらず、学校や企業、文化団体、市民レベルへと裾野を広げ、息の長い友好関係を築いていきたいとしている。

「台湾のシリコンバレー」新竹市の魅力をアピール
高虹安市長は、新竹市が「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる台湾屈指のハイテク産業の集積地であることを紹介した。
新竹科学園区を擁し、半導体関連産業が厚く集積していることから、世界の半導体サプライチェーンで重要な役割を担っていると説明した。
このほか、歴史や文化、産業の発展、研究開発の基盤、産学研の連携、地元グルメや観光地など市の多彩な魅力を訪問団に伝え、次に訪れる際にはぜひ時間をかけて新竹を巡ってほしいと呼びかけた。
清山市長「風と太陽が寄り添うように」
清山市長は、盛大な締結式を準備した新竹市に謝意を表した。
清山市長は2025年11月、宮崎でのビジネス交流に関連して初めて新竹を訪れ、その際も市から温かい歓迎を受けたという。新竹市については、旧称「竹塹」に象徴される歴史と最先端の半導体産業を併せ持つ、非常に魅力的な都市だと評した。
一方、宮崎市については、豊かな観光資源や多様な産業、特色ある特産品に恵まれていると紹介した。プロ野球やプロサッカー、ラグビー、テニスのキャンプ地としても知られ、台湾プロ野球の楽天モンキーズ(楽天桃猿)もキャンプを行ったことがあるという。
その上で、今回の産業交流を出発点に、スポーツや観光、市民の往来へと交流を広げたい考えを示した。
さらに、新竹を「風の街」、宮崎を「太陽の街」になぞらえ、「風と太陽が寄り添うように」と、両市が手を携えて持続可能な発展を目指したいと語った。

議会間の交流が締結の土台に
鈴木議長は、宮崎市議会が2024年に新竹市議会を訪問した際、温かく迎えられたことを振り返った。 (関連記事: 「台湾のシリコンバレー」新竹市と宮城県がMOU締結 TSMC本社を擁する世界的拠点と産業・観光で深化へ | 関連記事をもっと読む )
その後も日台友好議員連盟の設立や、新竹県で開かれた宮崎ビジネスセミナーなどを通じて関係を深めてきたと説明し、今後両市が進めるより具体的な交流と協力を、市議会として全力で支援すると述べた。
















































