W杯日本代表、強豪オランダに2度追いつき2-2ドロー 久保建英は負傷退場

2026-06-15 12:29
2026年6月15日、得点を喜ぶ日本代表の小川航基(19番)。(写真/AP通信)
2026年6月15日、得点を喜ぶ日本代表の小川航基(19番)。(写真/AP通信)

「史上最強」とも評されるサッカー日本代表は日本時間15日午前、米テキサス州ダラスで行われた北中米W杯グループF初戦で、強豪オランダと対戦した。オランダの猛攻を受けながらも、森保ジャパンは2度のビハインドをはね返し、中村敬斗の鮮やかな同点弾と、鎌田大地の体に当たってコースが変わった終盤のゴールで、2-2の引き分けに持ち込んだ。

貴重な勝ち点1を手にした一方で、中盤の要である久保建英が負傷退場。次戦のチュニジア戦に向け、不安材料も残る一戦となった。

テキサスで実現した「オレンジ対ブルー」の激闘

会場となった米テキサス州のダラス・スタジアムは、NFLダラス・カウボーイズの本拠地として知られる。15日には、世界ランキング18位の日本代表が、同8位で過去3度のW杯準優勝を誇るオランダ代表に挑むグループF注目の一戦の舞台となった。

試合開始4時間前には、メディア入口に100メートルを超える長い列ができるなど、現地は早くから熱気に包まれていた。日本メディアの動員規模の大きさに、現地にいたブラジルの動画配信プラットフォームの記者も驚きを見せ、「ブラジル人もサッカーを熱愛しているが、前日のブラジル戦でもこれほど多くの記者は見なかった。日本のメディアとサポーターの動員力には目を見張るものがある」と語った。

日本対オランダの激闘が米テキサス州で繰り広げられた。(AP通信)
テキサス州で行われた日本対オランダの一戦。(写真/AP通信)

スタジアム内では、オランダのサポーターがスタンドの半分を鮮やかなオレンジ色に染めた。特にゴール裏ではオレンジの旗が揺れ、歌声と歓声が響いた。主将フィルジル・ファンダイクやMFフレンキー・デヨングの名前が場内アナウンスで呼ばれると、大きな拍手が巻き起こった。

日本は主将の遠藤航が負傷のため欠場し、中盤の守備に不安を抱えてのスタートとなった。それでも、ゲームキャプテンを務めた堂安律を中心にチームの士気は高かった。

森保一監督は試合前のインタビューで、先発起用した前田大然について「彼の機動力、スピードを持って守備ではプレッシャーをかける。攻撃では縦に速い攻撃を仕掛けるところでチームに貢献してほしい」と期待を語った。また、攻撃力のあるオランダに対しては、まず守備を徹底し、そこから攻撃につなげる狙いを示していた。

前半はオランダが主導権 鈴木彩艶が好セーブ連発

​試合は序盤からオランダがフィジカルとボール保持力を生かして主導権を握った。前半のボール支配率はオランダが67%に達し、シュート数も5対3で日本を上回った。日本は前半、枠内シュートを放つことができなかった。

開始3分、オランダのFWドニエル・マレンが強烈なシュートを放ったが、GK鈴木彩艶が鋭く反応し、両手ではじき出した。34分にもオランダがコーナーキックから好機を作り、マレンがペナルティーエリア内でヘディングシュートを放ったが、これも鈴木が好セーブで防いだ。 (関連記事: Ado×サッカー日本代表2026ユニフォーム登場 アディダスが限定コラボモデル発売 関連記事をもっと読む

攻撃を仕掛ける日本代表・中村敬斗氏。(AP通信)
攻撃を仕掛ける日本代表の中村敬斗。(写真/AP通信)

日本にも見せ場はあった。43分、中村敬斗が右サイドからのクロスに合わせたが、シュートは枠を外れた。直後には鎌田大地が精度の高いスルーパスを通し、上田綺世が抜け出してシュートを放ったものの、ボールはわずかに右ポストの外へそれた。

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