台湾各地に残る「老街」は、歴史や文化を色濃く伝える観光スポットとして人気を集めている。伝統的な建築や街並みだけでなく、昔ながらの屋台や地元グルメを楽しめることも魅力の一つだ。
台湾・交通部観光署の観光統計データベースによると、2026年1月から3月に最も多くの来訪者を集めた老街は、彰化県の「鹿港老街および周辺地域」だった。延べ来訪者数は707万5097人に上り、台湾を代表する人気観光地の九份を含む「瑞芳風景特定区」や、「淡水金色水岸および周辺地域」を上回って首位となった。
2026年1〜3月 台湾老街ランキングTOP10
| 順位 | 老街(歴史的街区)・地域 | 来訪者数 |
| 1 | 鹿港老街および周辺地域 | 7,075,097 |
| 2 | 瑞芳風景特定区 | 5,587,390 |
| 3 | 淡水金色水岸および周辺地域 | 3,845,443 |
| 4 | 斗六太平老街および周辺地域 | 3,684,015 |
| 5 | 旗山老街 | 2,537,477 |
| 6 | 大渓旧市街 | 1,705,096 |
| 7 | 鶯歌老街 | 665,318 |
| 8 | 新化老街 | 563,584 |
| 9 | 三峡老街 | 546,915 |
| 10 | 内湾老街 | 456,485 |
彰化・鹿港老街 古い街並みと食べ歩きが人気
彰化県にある鹿港老街は、清代に商業の町として栄えた歴史を持つ。通りの両側には赤レンガ造りの閩南式建築が並び、曲がりくねった路地には伝統的な建築や民俗的な風情が色濃く残されている。
文化的な見どころが多いだけでなく、地元グルメや土産物店も集まり、食べ歩きや散策を楽しめるエリアとして知られる。
Googleのクチコミでは、5段階評価で4.5の高評価を獲得しており、訪問者からは「古い建築と伝統グルメが楽しめる」「屋台や名物小吃が多く、ゆっくり歩いて探索する価値がある」「食べる、歩く、買う、撮るが一度に楽しめる」といった声が寄せられている。
また、鹿港老街については「歴史的建築がよく残っており、台湾の古い町並みを感じられる」「生きた教材のようで、見応えがある」と、保存状態の良さを評価する声も多い。

瑞芳風景特定区 九份・金瓜石の山城風景
2位に入った瑞芳風景特定区は、新北市の山と海が交わるエリアに位置する。清代末期の金鉱開発ブームを背景に発展し、九份や金瓜石には石段、木造家屋、鉱業の記憶を残す景観が今も残されている。
九份は、細い路地や赤い提灯、山あいから望む海の景色で知られる人気観光地だ。芋圓や草仔粿などの地元グルメも豊富で、古い建物を改装した茶藝館で景色を眺めながらお茶を楽しむこともできる。
クチコミでは「石段と赤い提灯が幻想的」「夕暮れ時の景色が忘れられない」「茶藝館から海を眺める時間が九份ならではの楽しみ」といった感想が見られる。山城の雰囲気と食べ歩きの両方を楽しめることが、高い人気につながっているようだ。

淡水金色水岸 夕日と河岸散策の定番スポット
3位は、淡水老街や淡水河沿いの親水遊歩道を含む「淡水金色水岸および周辺地域」だった。並木道、カフェ、観潮スポット、アートイベントなどが集まるエリアで、淡水河に沈む夕日を眺められる定番スポットとして知られる。
徒歩での散策はもちろん、サイクリングにも向いており、淡水駅からのアクセスも良い。観光客だけでなく、カップルや家族連れにも人気が高い。
訪問者からは「淡水河沿いを歩くと視界が開け、対岸の観音山まで見渡せる」「夕暮れ時には空と川面が黄金色に染まり、まさに金色水岸という名前にふさわしい」「どこを切り取ってもポストカードのような美しさ」といった声が上がっている。
老街散策、山城の風景、河岸の夕日と、それぞれ異なる魅力を持つ台湾の人気スポット。今回のランキングでは、歴史的な街並みと食べ歩きを一度に楽しめる鹿港老街が、九份や淡水を抑えて最も多くの来訪者を集める結果となった。

情報源:台湾・交通部観光署
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編集:柄澤南 (関連記事: 台湾・新北MRT三鶯線、6月にも開業へ 三峡老街や美術館を結ぶ新路線 | 関連記事をもっと読む )
















































