株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーと大日本印刷株式会社は、JR東日本東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ東京」改札内1階に、生活者と企業をつなぐブランド体験型店舗「&found(アンドファウンド)」の初となる常設店舗を今冬に開業すると発表した。
JR東日本クロスステーションとDNPが共同展開
「&found」は、JR東日本クロスステーションが持つ駅というリアルな接点と、大日本印刷が培ってきた顧客体験設計やデータ分析、マーケティング支援の知見を掛け合わせた体験型店舗である。
利用者は移動のスキマ時間に立ち寄り、キャストによる説明や試飲・試食を通じて商品やサービスの魅力を気軽に体験できる。一方、企業側は展示や体験設計、接客、運営を一括して委託できるため、負担を抑えながら質の高いプロモーションを展開できる。
「&found」で生活者の本音を収集 商品開発や販促に活用
同店舗では、これまで接点がなかった生活者からの率直な感想や疑問といった「本音」を収集する。
さらに、オウンドメディアや駅構内広告との連携、クーポン施策などを通じて販売促進のトライアルや店舗内での販売も可能とし、商品の習慣化やファン化を支援する。
店内に設置されたセンシング機器や対話から得られたリアルな声は、個人を特定できないよう処理された上でマーケティングデータとして企業にフィードバックされ、商品開発や販促活動に活用される。
上野・東京・大宮駅で実証実験 約4万7500人が来店
両社は2022年7月から、JR東日本の上野駅、東京駅、大宮駅の3駅で計3回にわたる実証実験を行い、延べ約4万7500人が来店した。
大宮駅での第3回実験では、カゴメ株式会社が「ベジチェック」による野菜摂取量測定体験とサンプルの配布を実施。診断者への「NewDays」無料引換クーポン配布施策では、約95%のクーポン利用率を記録するなど、施設内店舗への送客と継続利用で高い成果を残した。
こうした来店者からの常設化を望む声や出展企業からの評価を踏まえ、1日約43万人が乗車する東京駅のグランスタ東京を拠点に、初の常設店舗展開を決定した。
「&found」の名称に込めた意味
店舗名称の「&found」は、駅の遺失物取扱所を指す「Lost & Found」の「found(見つかった)」に由来し、行き交う人々が新しい発見やきっかけに出会える場を目指して名付けられた。
また、多様なパートナーとつながり、エキナカから新たな提案を行う願いを込めて「&」が冠されている。
JR東日本クロスステーションとDNP、共創の場として活用呼びかけ
JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー新事業戦略部の髙田淳史部長は、新しいお気に入りを見つけたい生活者や潜在ニーズを可視化したい企業に向けて積極的な活用を呼びかけるとともに、有意義な発見と体験の場を今後も提供していく姿勢を示した。
大日本印刷情報イノベーション事業部統合企画センター統合企画本部第2部の宮田勝也部長も、生活者と企業が出会い、新たな発見を生み出す共創の場として、生活者理解を深めるために広く活用してほしいと期待を寄せている。
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編集:梅木奈実













































