2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組の台湾代表は7日、チェコ代表を14-0の7回コールドで下し、待望の今大会初勝利を挙げた。試合後、台湾の曾豪駒(ツェン・ハオジュ)監督は、まず東京ドームに駆けつけた台湾ファンの熱い声援に感謝を述べた上で、「この試合は我々にとって絶対に勝たなければならない一戦だった」と強調した。
曾監督は、開幕2連敗という苦境を乗り越えるため、チーム全体で「基本」に立ち返ったことを明かした。「選球眼などの細かなディテールを含め、基本的な作戦を再確認した。チームとしての共通認識を深め、各自が自らの役割と任務を全うしたことが、この勝利の価値を生んだ」と、選手の奮起を称えた。
注目集めた投手リレー、エース林昱珉の投入は「予定通り」
この試合で話題を呼んだのは、6点リードの場面での投手交代だ。先発の莊陳仲敖(ジャンチェンジョンアオ)が2.2イニングで降板した後、コーチ陣はエースの林昱珉(リン・ユーミン)をマウンドに送った。
曾監督は「試合前から莊陳仲敖(ジャンチェンジョンアオ)を先発させ、安定した投球でイニングを稼いでもらう設定だった。林昱珉の継投も当初からのプラン通りだ」と説明。両投手は球数制限により、明日の韓国戦は規定で登板不可となる。背水の陣で迎える韓国戦に向け、曾監督は「必ず勝たなければならない。先発はすでに決まっており、選手たちがそれぞれの任務を明確にし、細部まで意識して臨んでほしい」と語った。

守護神候補・古林睿煬の決意「悲しんでいる時間はない」
今大会まだ登板機会のない古林睿煬(グーリン・ルェヤン)は試合後、「台湾ファンの皆さんが東京ドームをホームに変えてくれた。あの大声援を聞くたびに感動で涙が出そうになる」と感極まった様子で語った。
古林は「ファンの皆さんの応援に応えたいという思いが強い。前2試合は期待通りの結果ではなかったが、我々に悲しんでいる時間はない。この勝利はチームの士気にとって極めて重要であり、次の挑戦に向かうための大きな力になった」と前を向いた。
台韓戦の先発巡り韓国メディアと「情報戦」
明日の運命の「台韓戦」を控え、韓国メディアは試合後、先発投手の情報を求めて奔走した。記者会見でも曾監督に直接探りを入れたが、曾監督は「人選はすでに決まっているが、現時点では公表しない」と述べるに留まった。
莊陳仲敖と林昱珉が球数制限で登板できない中、先発は古林睿煬か、あるいは若手の林維恩(リン・ウェイエン)のいずれかになると予想されている。古林睿煬は「もし明日投げることになれば、平常心で臨みたい。余計なプレッシャーはかけない。韓国は非常に強いチームだが、我々台湾も非常に強い」と、自信をのぞかせた。
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編集:梅木奈実


















































