ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会2連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は4日、1次リーグ初戦となる6日の台湾戦(東京ドーム)に、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が先発すると発表した。前回大会で世界一に貢献し、現在は名門球団のエースへと成長した27歳の右腕が、初陣の命運を託される。

東京ドームでの公式練習後、記者会見に臨んだ山本は、1日に帰国し2日にチーム合流という強行日程にもかかわらず、力強い表情を見せた。大リーガーの出場が解禁された強化試合には登板せず、本番での「ぶっつけ登板」となるが、本人は体の状態が非常に良いと強調し、期待に応えるべく全力投球を誓った。山本はオリックス時代から数々の大舞台を経験し、昨年はドジャースで12勝を挙げワールドシリーズMVPに輝くなど、名実ともに日本のエースとしての地位を確立している。

今回の調整において、山本はドジャースの編成部で選手育成などを担当し、今大会に同行しているウィル・アイアトン氏のサポートに感謝を述べた。アイアトン氏は普段は大谷翔平選手の通訳を務めているが、山本が米国と同じルーティンで準備できるよう環境を整えており、万全の態勢で台湾戦へ向かう準備が整ったという。

また、同日の公式会見には大谷翔平選手も出席し、初戦の相手であるチャイニーズ・タイペイについて語った。大谷はかつて台湾を訪れた際、ファンの野球に対する熱狂的な姿に感銘を受けたことを明かし、街並みの美しさについても好印象を抱いているとコメントした。また、2024年のプレミア12で優勝を果たした台湾の野球レベルを高く評価しており、特に素晴らしい投手陣に対して、打者としてしっかりとアプローチしていきたいと意気込みを見せた。

台湾の記者から、大谷がSNSで台湾のプレミア12優勝について触れたことに対し、現地のファンが感動していると感謝を伝えられる場面もあった。これに対し大谷は、アジア全体の野球が盛り上がることを願っていると述べ、日本代表として勝つことに全力を尽くしながらも、お互いが全力を出し切る素晴らしい試合にしたいと、スポーツマンシップ溢れる回答で会場を沸かせた。
チームは現在、日本ハムの北山亘基投手が考案した新セレブレーション「お茶たてポーズ」で一致団結しており、山本も「あれをたくさんできたら点も入ると思う」と、打線の大量援護に期待を寄せた。無敵のエースが台湾打線を封じ、世界一への道を切り拓く。
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編集:小田菜々香


















































