台北地方検察署は2日、国際的なマネーロンダリング(資金洗浄)事件に関与した「太子集団(プリンス・グループ)」から押収した高級車33台の特別競売会を実施した。押収資産は50億台湾ドル(約235億円)を超え、会場となった警察専科学校には国内外のコレクターが殺到。目玉となったフェラーリの限定車「ラ・フェラーリ」が1億3500万台湾ドルで落札されるなど、台湾の司法史上、最も豪華な競売となった。
「四大神獣」が勢揃い、最高落札額は1.35億台湾ドル
台北地方検察署は警察・調査局を指揮し、米連邦捜査局(FBI)と合同でカンボジアのプリンス・グループ(太子集団)による国際的なマネーロンダリング(資金洗浄)事件を捜査した結果、同グループが台湾に保有していた約50億台湾元の資産を押収。2026年3月2日、押収した高級車33台の特別競売会を台湾警察専科学校にて実施した。その中には台湾で「四大神獣」と呼ばれるスーパーカーのほか、約1億元相当の価値を持つフェラーリの「モンツァSP2」特別限定モデルや、ブガッティのクラシックカー「タイプ35」も含まれており、コレクターからの熱い視線を集めた。
今回、競売にかけられた33台は、かつて税金滞納により差し押さえられた黄任中氏の資産を上回る話題を呼び、台湾の司法機関による競売史上、最も豪華なラインナップとなった。中でも注目を集めたのは「四大神獣」と称される最高級スーパーカー、ブガッティの「シロンスポーツ」、フェラーリの「ラ・フェラーリ」、マクラーレンの「P1」、ポルシェの「918スパイダー」だった。さらにロールスロイスの「ファントム」やランボルギーニの「ウルス」など、夢の車がずらりと並び、国内外の愛好家から高い関心が寄せられた。

特別競売会は3月2日午前9時に受付と実車確認が始まり、入場者に50万元の保証金小切手の納付が要求された。午前10時30分にスタートした競売では、落札者は同日午後2時までに落札額全額を支払わなければならず、その後、名義変更手続きを完了すれば車両の引き渡しを受けることができる流れとなった。競売では、「馬王」と呼ばれる赤い「ラ・フェラーリ」が1億3500万元、「カエル王」と呼ばれる淡い黄色の「918スパイダー」が5600万元で落札された。一方、「イノシシ王」と呼ばれる「シロン」は9500万元で競売が始まったものの、入札者がなく買い手が付かなかった。
台米合同捜査の成果 法相「犯罪撲滅への決意」
会場を訪れた鄭銘謙法務部長(法相)は、「今回の競売は、政府による組織犯罪・詐欺撲滅への断固たる決意を示す里程標だ」と強調。本件が台北地検と米連邦捜査局(FBI)による緊密な捜査協力の結果であることに触れ、台米共同での犯罪打撃における成功事例であるとの認識を示した。
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編集:平松靖史 (関連記事: プリンスグループの34台の高級車が司法オークションに確定!身分不問で入札可能、オークション日程と手順が公開 | 関連記事をもっと読む )
















































