2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールCが5日、東京ドームで開幕する。台湾代表(チャイニーズ・タイペイ)は12時、初戦でオーストラリア代表と対戦する。4日午前、台湾代表は東京ドームで公式練習を行い、その後行われた公式記者会見には、曾豪駒監督、陳傑憲主将、そして先発マウンドに上がる徐若熙が出席した。
米独立リーグ・アトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズへの入団が報じられたばかりの捕手、林家正(リン・ジャゼン)は、取材に対し「契約自体は以前に完了していたが、最近になって公になっただけ」と説明。「今はそのこと(移籍)は考えていない。全神経をWBCに集中させている」と強調した。
2024年の「世界野球プレミア12」優勝以来の東京ドーム帰還となるが、「馴染み深さはあるが、あくまで新しい試合、新しい挑戦」と気を引き締める。捕手として先発の徐若熙ら投手陣と密にコミュニケーションを図っており、「どの投手が来ても準備はできている」と自信をのぞかせた。

一方、プロキャリアで初の東京ドーム入りとなった張育成(ジャン・ユーチェン)は、人工芝の感触を絶賛。「非常に快適で足も疲れず、動きやすい。ゴロのイレギュラーバウンドも起きない」と手応えを語る。台北ドームでの出賽経験を持つ張は、「東京ドームの方がスクリーンが大きく、観客席は(台北より)小さく感じる。台北ドームの芝は柔らかいが、東京ドームは硬めだ」と指摘。足への負担が少なく走りやすいため、「硬いグラウンドの方が好みだ」と明かした。
グラウンドの適應について、張育成はチームメイトからの助言に耳を傾けている。「東京ドームの人工芝は以前より長くなっており、内野ゴロが減速しやすい」という特徴を把握。「足の速い打者に対しては、より素早い判断と動作が必要になる。重心を低く保ち、確実な捕球を心掛ける」と守備のポイントを語った。
守備で好感触を得る一方で、打撃でも周囲を驚かせた。この日のフリー打撃の最後の一球、左外野席へ叩き込んだ特大の一発にはチームメイトからも大きな歓声が上がった。当の本人は「打球の行方は見ていなかった。芯で捉えて振り抜くことだけに集中していた」と、照れ笑いを浮かべた。
昨日の公式強化試合では4打数無安打に終わったが、「ボールを呼び込みすぎて、芯で捉えきれていなかったが、悪いボールに手を出さなかったのは収穫。今日はボールを自然に飛ばす調整ができ、良い手応えを得られた」と、明日の本番に向けた修正に自信をのぞかせた。
また、昨日の試合で全打席出塁と活躍した台湾系アメリカ人のスチュアート・フェアチャイルドについても言及。「彼の経験と実力は打線に勢いをもたらす。素晴らしいリードオフマンだ」と高く評価した。明日の初戦に向け、「チーム一丸となって戦いたい」と語る張。メンタルトレーナーの洪紫峯氏がベンチ入りできないという制約がある中、「選手同士で支え合い、緊張を分かち合いながら、最高のプレーを見せたい」と結んだ。
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編集:梅木奈実












































