世界的なトレーディングカードブランド「Topps」が主催する「TOPPS World Baseball Classic 2026 トレカ応援祭」が6日、東京・秋葉原で開幕した。会場では、Toppsのグローバル展開責任者兼シニア・バイス・プレジデントを務めるJulie Yoo氏が台湾メディア『風傳媒』の単独取材に応じ、台湾市場への期待や、今回のイベントの見どころについて語った。

Yoo氏は、アジア市場が力強い成長を続けているとした上で、台湾についても今後の発展が期待できる有望な市場との認識を示した。台湾では現在、主に代理店を通じて商品を展開しているものの、市場からの反応は非常に良好で、今後もビジネスを段階的に拡大していく考えだという。
同氏は、台湾で野球人気が非常に高いことにも触れ、「日本のファンと同じように、台湾のファンにも、より身近にToppsの商品を手に取ってもらえる環境を整えていきたい」と語った。
また、台湾のファンに向けたメッセージとして、トレーディングカードは好きなスポーツや選手、歴史的な瞬間を形として残せる存在だと強調した。特に「Topps Now」シリーズについては、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の名場面を記録として残すことができるとして、台湾のファンにも大会の一瞬一瞬を大切にコレクションしてほしいと期待を寄せた。

今回、秋葉原で開催される応援イベントについて、Yoo氏は「日本を訪れる海外ファンにとっても特別な体験の場になる」と説明した。会場では、過去の名場面を振り返りながら、野球と応援文化の魅力を体感できるだけでなく、日本を代表する選手たちの輝かしい瞬間に触れることもできるという。
さらにYoo氏は、日本でWBC関連イベントを開催できることは非常に貴重な機会だとした上で、大谷翔平選手に関する超高額カードの公開の場として日本を選んだ理由についても言及した。今回会場で展示されるのは、300万ドル(約4億5000万円)級ともされる大谷選手の限定カードで、野球カードの中でも最高額クラスの1枚として注目を集めている。
同日行われたメディア向け内覧会でYoo氏は、Toppsが日本市場に本格参入してから約4年半が経過したと説明した。その間、日本市場は急速に拡大し、2025年の売上高は5000万ドルを突破。世界でも成長の速い市場の一つになったという。
Yoo氏は、日本では野球が深い歴史と文化を持つスポーツであるとした上で、トレーディングカードを通じて、日本プロ野球からメジャーリーグへと羽ばたく選手たちの歩みや、2023年WBCでの侍ジャパン優勝の記憶を、より多くの人に届けていきたいと語った。
2026年WBCに向けては、Toppsとして大会の熱気をカード文化と結びつけ、世界中のファンがその高揚感を日常の中でも感じられる存在を目指していく考えだという。
会場で最大の注目を集めているのが、「2025 Topps Chrome 1/1 Autographed Gold Logoman Patch」と題された世界に1枚だけの直筆サインカードだ。このカードは、米国で人気を集めるライブ配信形式のカード開封企画の中で、熱心なドジャースファンの家族が引き当て、その後オークションを通じて有力コレクターの手に渡ったという。

このほか会場では、世界に5枚しか存在しない大谷翔平選手の2018年ルーキー直筆サインカードや、4枚限定のゴールドロゴマンカード、さらに複数のアーティストとコラボレーションした「Project 70」シリーズなど、貴重なコレクションが一堂に展示されている。
ファン向けの体験型エリアも用意されており、引退したレジェンド選手やインフルエンサーを招いたYouTubeでのライブ開封企画も実施予定だ。さらに来場者が自分だけのオリジナルカードを作成できるカスタマイズ端末も設置されており、会場での体験そのものが記念になるよう工夫が凝らされている。
Yoo氏は、来場者にイベントを楽しみながら思い出を持ち帰ってもらい、その後もSNSやオンラインを通じてToppsブランドとのつながりを深めてほしいと期待を示した。台湾を含むアジア市場での成長を見据えるToppsにとって、今回の東京イベントは、野球カード文化の広がりを示す象徴的な場となりそうだ。
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編集:梅木奈実


















































