トップ ニュース 【速報】台湾半導体の拠点・新竹科学園区の変電所で火災 爆発音と黒煙、半導体工場の供給安定に懸念
【速報】台湾半導体の拠点・新竹科学園区の変電所で火災 爆発音と黒煙、半導体工場の供給安定に懸念 黒煙が立ち込める新竹科学園区の変電所火災。一部で電力供給の不安定化が懸念されている。(読者提供)
台湾の半導体産業の心臓部である新竹科学園区(竹科)付近で16日午後、重大な火災事故が発生した。午後3時30分ごろ、園区近隣に位置する台湾電力(台電)の「竹園超高圧変電所」から出火。現場からは半導体工場が立ち並ぶ園区の空を覆うほどの濃い黒煙が上がり、爆発音も確認された。これにより、周辺の半導体メーカー各社は高度な警戒態勢を敷いている。
新竹市消防局は通報を受け、直ちに複数の分隊と水槽車を現場に派遣し、消火活動にあたっている。さらなる被害の拡大や他の重要高圧設備への波及を防ぎ、園区内での大規模停電のリスクを最小限に抑えるための制圧作業が続いている。
火災が発生した「竹園超高圧変電所」は、新竹県にある「峨眉超高圧変電所」と相互融通を行っており、送電路の最適化や電力網の強靭化(レジリエンス)、供給容量の拡大を担う重要拠点だ。竹科および新竹エリア全体の電力安定を支える中核施設となっている。
AIチップ生産への影響を懸念 同変電所が半導体生産の重要拠点に隣接していることから、火災に伴い一部で電圧が不安定になる現象が確認されている。各工場は既に応急対応を開始している模様だが、現在はAI向けチップやサーバー用デバイスの増産が急ピッチで進められている時期である。今回の火災による瞬時電圧低下が、周辺のウェハー受託製造(ファウンドリ)や光学・電子産業にどの程度の損失をもたらすか、詳細な調査が待たれる。
台湾電力の発表:作業員3名が負傷、停電は発生せず 台湾電力の説明によると、本日(16日 )午後3時30分ごろ、竹園超高圧変電所にて電圧安定装置のテストを実施していた際、不測の火災が発生した。この影響により園区内の一部のユーザーで瞬時電圧低下が発生したが、全面的な停電には至っていないとしている。
台湾電力は直ちに消防局へ通報し、消火活動を進めている。現在のところ電力供給に支障はないと説明しているが、この事故により請負業者の作業員3名が負傷し、病院へ搬送された。その他の人員は全員安全に避難を完了しているという。台電は今後、警察および消防当局の調査に協力し、詳細な事故原因の究明を急ぐ方針だ。
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