東京・銀座のメインストリートに位置するティファニー銀座旗艦店。その最上階(クロサワビル)に、洗練された大人のための新たな会員制社交空間「GINZA SAPPHIRE LOUNGE(銀座サファイアラウンジ)」が誕生した。
本クラブは、単なる高級空間の提供にとどまらず、多様なバックグラウンドを持つ人々が集い、知識や経験を共有するための新たな国際的プラットフォームとして注目を集めている。このほど、創立パートナー兼副社長を務めるステファン・ラフェイ(Stephane Lafay)氏が『風傳媒日本語版』の独占インタビューに応じ、創立の背景や施設に込めた独自の哲学、そして台湾市場への期待について語った。

30年のキャリアの集大成、体験価値としてのラグジュアリー
現在60歳のラフェイ氏は、クリスチャン・ディオールやティファニー、ブルガリなどで日本およびアジア太平洋地域のプレジデントを歴任。ラグジュアリーブランド業界で30年にわたる豊富な経験を持つ。フランス出身の同氏は、多言語を自在に操るとともに、中国や香港での居住経験から、台湾を含むアジア各国のビジネス文化にも深い造詣を持つ。

これまで世界60カ国以上を飛び回り、最高峰のモノやサービスに触れてきたラフェイ氏。そのキャリアの集大成が、この会員制クラブに凝縮されている。ラフェイ氏は創立の背景について、現代の富裕層のニーズが「高級なモノの消費」から、「特別な体験やホスピタリティの共有」へと確実に変化していることを指摘する。しかし、日本にはそのニーズを満たす国際的な社交場が見当たらなかったことから、ティファニー時代のパートナーであるクロサワグループと共同で同ラウンジを開業したと説明した。

2026年5月より「完全会員制」へ移行
初年度は、日本人70%、外国人30%の割合で計300名の会員獲得を目標としている。現在は期間限定で非会員にも門戸を開く「オープンドア・ポリシー」を採用しており、提供される料理や空間の魅力を広く体験できる機会を設けているが、2026年5月以降は完全会員制へと移行するという。
会員審査において最も重視されるのは、年齢や職業にとらわれない「多様性」と「コミュニティへの貢献度」だ。現在、15名の創立会員には、ラグジュアリーブランドの経営者をはじめ、起業家、著名人、トップアスリートなど、多彩な分野の第一人者が名を連ねている。25歳のIT起業家から銀行のトップマネジメントまで、異なる背景を持つ人々が交流することで、新たな価値やインスピレーションが生まれるコミュニティの創出を目指している。 (関連記事: SAKE HUNDRED、銀座でインバウンド攻略へ 初の300mlボトルも投入、GINZA SIXで「桜」のポップアップ開催 | 関連記事をもっと読む )

知的好奇心を刺激する多彩なプログラムと、世界基準の空間設計
クラブ内では、現代アートの展示会やF1チームマネージャーによる講演、極地クルーズのレクチャーに加え、漫画『神の雫』の原作者・樹林伸氏を招いたワインテイスティングやペアリングディナー、シガーパーティーなどが開催されている。さらに、日本文化体験ツアーやゴルフトーナメントなど、多彩なプログラムを通じて、会員の知的好奇心を刺激する機会が豊富に用意されている。














































