トップ ニュース 国民党・鄭麗文主席、南京の中山陵を参拝 「民国」年号で「平和の種」への思い語る
国民党・鄭麗文主席、南京の中山陵を参拝 「民国」年号で「平和の種」への思い語る 中国を訪問中の国民党・鄭麗文主席は8日、南京の中山陵を訪れ、国父・孫文を偲んだ。(写真/楊騰凱撮影)
中国を訪問中の台湾最大野党、国民党の 鄭麗文主席 率いる一行は8日午前、南京市にある国民党の創設者、孫文の陵墓「 中山陵」を参拝した。鄭氏が読み上げた祭文では、日付について「民国115年(2026年)4月8日」と、中華民国の年号が自然な形で盛り込まれた 。また鄭氏は、「両岸(中台)の中国人」のために平和の種をまきたいと述べ、両岸の和解と団結の推進、地域の繁栄と平和の創造に尽力すると強調した。
7日から中国を訪問している鄭氏は、8日午前に中山陵を参拝。現場には鄭氏を一目見ようと大勢の地元住民が集まった。「歓迎します」「大好き」などと歓声が上がる中、鄭氏は笑顔で手を振り、これに応じた。
鄭氏は392段の石段を上って孫文の銅像の前に進み、参拝後には再び石段を下りて報道陣の取材に応じた。その際、鄭氏が何度か言葉を詰まらせ、涙ぐむ場面も見られた。
鄭氏は「わが党の総理(孫文氏)に対し、国民党が『三民主義』に基づき、台湾・澎湖・金門・馬祖を民主的で自由な、法治を重んじるすばらしい社会を築き上げたことを報告したい」と語った。さらに「同様にここ(中国)大陸においても、あらゆる者の想像を超える進歩と建設を目の当たりにした」と述べた。
中国大陸を訪問中の国民党・鄭麗文主席は8日、南京の中山陵を参拝した。(写真/楊騰凱撮影) 中国大陸を訪問中の国民党・鄭麗文主席は8日、南京の中山陵を参拝した。(写真/楊騰凱撮影) また鄭氏は、国民党が今年3月12日に台北市で 開いた、孫文の追悼イベントに参加した際、孫文の兄・孫眉のひ孫にあたる孫雅麗氏から台湾で一粒の種を贈られたエピソードを披露した。その種は、かつて孫文がハワイ・ホノルルから広東省に持ち帰り、植樹したタマリンドの種だったと説明。鄭氏は、(当時の連戦主席が訪中した) 2005年の「平和の旅」から21年が経過した今日、自らも「平和の種」をまきたいと語った。
さらに鄭氏は、中国共産党 の習近平・総書記(中国国家主席 )が生態系の保護を重視し、毎年植樹を提唱していることに触れ、「きょう我々 は両岸の中国人だけでなく、全人類のために平和の種をまきたい。一人ひとりが日々、水やりを怠らず、この木が枝葉を広げて大樹となるよう育てていきたい。そして、後世の子孫がこの大樹の庇護の下、憂いなく人生の夢を追求できるようにしたい」と語った。
その上で鄭氏は「我々は共に両岸の和解と団結の推進に尽力し、地域の繁栄と平和を創造していくべきだ」と改めて強調した。
中国大陸を訪問中の国民党・鄭麗文主席が2026年4月8日、南京の中山陵で孫文氏を参拝した。(写真/楊騰凱撮影) 今回の祭文は、国民党報道官の江怡臻氏によって読み上げられた。全文訳は以下の通り。
中山陵祭文 民国115年(2026年)4月8日、中国国民党主席の鄭麗文は、全党員を代表し、謹んで生花を供え、総理の霊前に申し上げる。 偉大なる総理・中山(孫文)先生は民衆の苦しみを目の当たりにし、覚醒を呼びかけられた。革命のために奔走してやまず、常に国を憂えておられた。多くの力を結集して興中会や同盟会を組織し、度重なる挫折にも屈せず、武昌起義で功を立てられた。ここに共和制が成立し、帝制は終焉を迎えた。 中華は復興し、民国が創立された。しかし列強はなおも我が国の手足を傷つけ、漁夫の利をむさぼった。軍閥の割拠は依然として内憂となり、国を蝕み弊害をもたらした。民族を立たせるため、弱きを扶け済い、民権を樹立するため、法統と憲法を定めた。民生を豊かにするため、実業を興し利益を追求した。 先生が逝去された後も、党員はその遺訓を受け継いだ。主義を実践して自立を図り、厳しい難局を突破した。学説に順って勤勉に計画を練り、努力して前進してきた。古きを知り今を察することで、その精神は永遠に輝き続ける。国を富ませ家を興し、才能を隠して内なる力を蓄え、東アジアにそびえ立ち、全土が共に慶びを分かち合った。 我が党の同志よ、固く団結せよ。乱世の競争に直面しても、細心の注意を払い疎かにしてはならない。160年の生誕を迎え、永遠の弔意を捧げる。共に紫金山に登り、杯を掲げて遺徳を偲ぶ。民のために船となり、辛勤に力を尽くそう。平和な宝島と神州を、共に創り上げよう。 伏して御霊の照覧を願い奉る。
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