「SATO presents イチロー選抜 KOBE CHIBEN 対 高校野球女子選抜」が13日、東京ドームで開催され、イチロー氏(52)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が127球を投げ、自己最多タイとなる17奪三振を記録し、7-0で完封勝利を収めた。
女子野球の普及を後押しする女子高校生との真剣勝負は、今回で通算6度目の対戦となった。

イチロー氏、2万5088人の前で17奪三振「自分の中に光を見つけた」
2万5088人の大観衆が見守る中、圧巻の完封劇を演じたイチロー氏は、来月53歳を迎えることに触れ、「自分の中になにか光を見つけたという感じの1日でした」と振り返った。その一方で、高校女子選抜の1番打者・福田稟(りん)内野手(3年=神戸弘陵)には「参りました」と脱帽した。

イチロー氏は福田について「スターが生まれたなっていう感じ」と称賛。打席に立った際に空気が変わる選手だと評価し、対戦中は「ずっと嫌な感じ」だったと振り返った。
さらに試合後の会見では、福田には何を投げても通用しなかったと驚きを示し、同じレベルの選手が9人並ぶことを想像すると恐ろしいと、その打撃を高く評価した。
神戸弘陵・福田稟、イチロー氏から3安打 二盗も決める
今夏の全国高校女子硬式野球選手権大会で優勝を飾った兵庫・神戸弘陵の不動のリードオフマンである福田は、イチロー氏から中堅、右翼、左翼へと打ち分けて3安打を記録した。
中前打を放った一回には、次打者の初球に二盗も決めた。
福田は、イチロー氏と対戦してヒットを打てたことを「世界で一番うれしかった」と喜び、第1打席の安打について「やってやったと思いました」と振り返った。
盗塁についても「これは走れると思ったので、1球目から試しました」と説明。これに対し、イチロー氏は「軽くディスられてる感じが気持ちいいですね」と笑顔を浮かべた。

イチロー氏「マリナーズにああいう選手が欲しい」
イチロー氏は試合後の記者会見でも福田への賛辞を惜しまず、「マリナーズにああいう選手が欲しい」と高く評価した。
福田は来春から巨人の女子チームでプレーすることが決まっている。
KOBE CHIBEN、イチロー氏が現役引退後に結成
KOBE CHIBENは、イチロー氏が現役引退後に結成したアマチュア野球チームで、現役時代に自主トレを共にしていた関係者を中心に構成されている。
監督は俳優の故田村正和さんの元マネジャーである江平光男氏(75)が務める。初の対外試合として2019年12月にほっともっと神戸で和歌山・智弁和歌山高の教職員チームと対戦し、14-0で大勝した。
高校野球女子選抜との真剣勝負は6度目 過去5試合でも好投
高校野球女子選抜強化プログラムの一環として行われている本対戦において、2021年の初対戦(ほっともっと神戸)ではイチロー氏が147球、17奪三振の完封で1-0。
2022年(東京ドーム)は131球、14奪三振の完投で7-1。2023年(東京ドーム)は最速138キロを計測し、116球、9奪三振で4-0の完封。2024年は10奪三振、3失点で完投勝利。2025年は14奪三振で8-0の完封勝利を収めている。
今回で通算6度目となった真剣勝負の中で躍動したスーパー女子高生の存在に、会場中が驚きを隠せなかった。
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編集:梅木奈実














































