日本列島は21日、東海地方を中心に記録的な暑さとなり、岐阜県多治見市で40.3度、愛知県豊田市で40.1度、岐阜県郡上市八幡で40.0度を観測した。
最高気温が40度以上となる「酷暑日」を観測したのは、気象庁が今年4月にこの名称を定めて以降、全国で初めて。東京都内では同日午後9時までに、熱中症の疑いで261人が救急搬送された。
東海3地点で40度以上 強い日差しと暖気で気温上昇
気象庁の観測によると、21日の最高気温は多治見市が全国で最も高い40.3度となり、豊田市が40.1度、郡上市八幡が40.0度で続いた。名古屋市千種区でも39.7度を記録するなど、東海地方の各地で体温を上回る危険な暑さとなった。
豊田市と郡上市八幡では観測史上最高を更新し、名古屋市でも7月としての最高気温を更新した。
日本付近は高気圧に覆われ、東海地方の上空には暖かい空気が流れ込んだ。そこに強い日差しが加わり、午前中から気温が急速に上昇した。内陸部では地形の影響も重なり、猛烈な暑さにつながったとみられる。
気象庁は今年4月、最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを正式に決定した。極端な高温の危険性を分かりやすく伝え、熱中症への一層の警戒を促すことが目的としている。
熱中症警戒アラート、42都府県に発表
環境省と気象庁は21日、東北から沖縄にかけての44地域、42都府県に熱中症警戒アラートを発表した。発表対象は今年最多となり、岐阜県と大阪府では今年初めての発表となった。
東京消防庁によると、稲城市と島しょ部を除く東京都内では、21日午後9時までに261人が熱中症の疑いで病院に搬送された。数字は暫定値で、記録的な暑さの中、救急搬送が相次いだ。
厳しい暑さ、今後も続く見通し
気象庁の週間天気予報によると、東日本と西日本では今後も気温が平年よりかなり高くなる見込みで、最高気温が35度以上の猛暑日となる所がある。
熱中症警戒アラートは、府県予報区などのいずれかの地点で、暑さ指数(WBGT)が33以上になると予測された場合に発表される。環境省と気象庁は、アラートの対象地域では熱中症による健康被害の危険性が高まるとして、積極的な予防行動を呼びかけている。
両省庁は、不要不急の外出を避け、室内ではエアコンを適切に使用して涼しい環境で過ごすよう求めている。外出する場合は、こまめに休憩し、水分や塩分を補給することが重要だ。高齢者や子どもは熱中症になりやすいため、周囲の人による見守りや声かけも必要となる。
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編集:梅木奈実















































