コロンビア西部で8月10日、マグニチュード(M)7.4の地震が発生した。現地時間12日時点で少なくとも265人が死亡し、3770人が負傷、約500人が行方不明となっている。複数の都市で建物が倒壊し、救助隊ががれきの下に取り残された人々の捜索・救助を続けている。
地震は現地時間10日午前7時34分ごろに発生し、震央はチョコ県サン・ホセ・デル・パルマルの東約5キロだった。揺れはコロンビア国内の広い範囲に加え、パナマ、エクアドル、ベネズエラでも観測された。

今世紀最大規模の地震 ペレイラやカリで被害深刻
被害が大きいペレイラでは83人、コロンビア第3の都市カリでは74人の死亡が報告されている。両都市では救助隊が倒壊した建物のがれきを取り除きながら、生存者の捜索を続けている。
ペレイラでは地震の影響で都市型ロープウェーが停止し、乗客16人が長時間にわたって空中に取り残された。全国では住宅9550棟以上が破壊され、病院や学校などにも被害が広がっている。地震直後には複数の空港で運航が停止し、11日午後時点でも3つの空港が閉鎖されていた。

国連機関が支援の用意 米国は1550万ドルの人道支援
国連のファルハン・ハク副報道官は犠牲者に哀悼の意を示し、国連機関がコロンビア政府から要請があれば支援に入る用意があると表明した。世界食糧計画(WFP)などの国連機関も支援に備えている。ハク氏は、地震の被災者に思いを寄せるとともに、必要に応じて支援する用意があるとの考えを示した。
米国は1550万ドルの人道支援を表明した。支援には緊急避難所、食料安全保障、民間人の保護、地震後の被害状況調査などが含まれる。また、ボゴタの在コロンビア米国大使館は、領事担当者が被災地にいる米国人の所在確認や支援に当たっているとしている。
コロンビアの「コーヒーベルト」を直撃 1999年にも大地震
今回の地震は、コロンビアで歴史的、経済的に重要なコーヒー生産地域を襲った。山岳地帯に位置する同地域は肥沃な土地に恵まれ、コロンビアの農産物輸出を支える重要な地域となっている。
同地域では1999年にもM6.2の大規模な地震が発生し、1000人以上が死亡した。特にアルメニアやペレイラ周辺で大きな被害が出た。この地震は地域社会のあり方を大きく変え、その経験は現在も地元当局の緊急時への備えに生かされている。
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編集:梅木奈実 (関連記事: 【インタビュー】なぜ熊本で地震が相次ぐのか TSMC熊本工場の立地と台北「300年断層」を地質学者が分析 | 関連記事をもっと読む )


















































