コロンビア西部で8月10日、マグニチュード(M)7.4の地震が発生し、少なくとも132人が死亡、570人以上が負傷した。複数の都市で建物が倒壊し、救助隊ががれきの下に取り残された生存者の救出を急いでいる。
地震は現地時間午前7時34分ごろに発生し、震央はチョコ県サン・ホセ・デル・パルマル付近だった。揺れはコロンビア国外にも広がり、パナマ、エクアドル、ベネズエラでも観測された。

過去数十年で最悪の地震 ペレイラやカリで被害深刻
震央から約56キロ離れた人口約50万人のペレイラでは、少なくとも60人が死亡し、最も大きな被害を受けた。同市では都市型ロープウェーが停止し、乗客16人が空中で約6時間取り残された後、救助隊によって無事救出された。
コロンビア第3の都市カリでは、土砂崩れが捜索活動を妨げており、当局によると少なくとも188人の行方が分かっていない。全国では86棟の建物が倒壊し、1575棟の住宅が損壊した。医療施設18カ所と学校52校も被害を受けた。
また、7つの空港で航空便の運航が停止し、5都市が最高レベルの緊急対応態勢を発動した。

国連機関が支援の用意 米国は1550万ドルの人道支援
国連のファルハン・ハク副報道官は犠牲者に哀悼の意を示し、世界食糧計画(WFP)、汎米保健機構(PAHO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)など複数の国連機関が、コロンビア政府から正式な要請があり次第、支援に入る用意があると明らかにした。
ハク氏は、「今回の地震で被害を受けたすべての人々に思いを寄せている。必要に応じて支援する用意がある」と述べた。米国は1550万ドルの人道支援を表明した。米国務省によると、支援には緊急避難所、食料安全保障、民間人の保護、被害状況の調査などが含まれる。
また、ボゴタの在コロンビア米国大使館は、領事担当者が被災地にいる米国人の所在確認や支援に当たっていると明らかにした。
コロンビアの「コーヒー地帯」を直撃 1999年にも大地震
今回の地震は、コロンビアで歴史的にも経済的にも重要な地域の一つである、いわゆる「コーヒーベルト」を襲った。山岳地帯に位置する同地域は肥沃な土地に恵まれ、コロンビアの農産物輸出の大きな割合を支えている。
この地域では1999年にも大規模な地震が発生し、約1200人が死亡した。この地震は地域社会のあり方を大きく変え、その経験は現在も地元当局の緊急時への備えに生かされている。
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編集:梅木奈実 (関連記事: 【インタビュー】なぜ熊本で地震が相次ぐのか TSMC熊本工場の立地と台北「300年断層」を地質学者が分析 | 関連記事をもっと読む )
















































