国防・全社会防衛レジリエンスを強化 「民主的サプライチェーン」共同構築へ
頼清徳総統は11日午後、総統府で元首相補佐官の長島昭久衆議院議員一行と会談した。頼総統は、台湾と日本は自然災害やパンデミックを共に乗り越えてきただけでなく、権威主義の拡大という課題にも共に直面していると指摘した。
その上で、台湾は今年、「漢光演習」と「都市レジリエンス演習」を規模を拡大して実施しており、今後も国防力と全社会防衛レジリエンスの強化を進めていくと表明した。
また、防災・早期警戒、サイバーセキュリティ、重要インフラ、海底ケーブルの安全、半導体産業などの分野で日本との連携を深め、より強靱な「民主的サプライチェーン」を共同で構築し、双方の人々の福祉を守っていきたいとの期待を示した。
頼総統はあいさつで、頼清徳総統と蕭美琴副総統の就任式に出席した東京都議会「自民党日台友好議員連盟」の小礒明特別顧問をはじめとする訪問団を歓迎した。
また、先月、熊本県で発生した地震について、台湾の官民が救援活動を行っていることに触れ、被災者に改めてお見舞いの意を示すとともに、被災地の早期復興を願った。
頼総統、防衛力と全社会防衛レジリエンス強化を強調
頼総統は、平和はかけがえのないものであり、戦争に勝者はいないと強調した。その上で、平和を侵略者の善意に委ねるのではなく、実力を後ろ盾とする必要があるとの考えを示した。
台湾では「国家団結月間」を設け、軍事演習「漢光演習」と各地で実施する「都市レジリエンス演習」を統合して規模を拡大しており、今後もより包括的に取り組んでいく姿勢を示した。
半導体・AI分野で日台連携深化に期待
さらに、高市早苗首相が掲げる「17の戦略分野」と、卓栄泰行政院長が提示した「13の戦略産業」は、いずれも半導体や人工知能(AI)、情報通信技術(ICT)産業を含んでいると指摘。産業交流を深めることで、双方の結び付きがさらに強固になるとの見方を示した。
長島氏、日米台合同シミュレーション参加で訪台
長島氏は、熊本地震に対する台湾各界からの支援に感謝の意を表した。また、安全保障環境が厳しさを増す中、断固とした姿勢を示す台湾の対応を高く評価した。長島氏は今回の訪台について、「日本戦略研究フォーラム(JFSS)」と「福和会」が共催する日米台合同シミュレーションに参加するためだと説明した。
また、来年はフィリピンやオーストラリアの専門家を招く構想があるとした上で、第一列島線に位置する国々が団結し、地域の平和と安定を維持する必要があるとの認識で一致したと報告した。
会談には、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、林佳龍外交部長、台湾日本関係協会の洪英傑秘書長、呉釗燮国家安全会議秘書長らが同席した。
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編集:梅木奈実













































