東京ゲームショウ2026(TGS2026)の主催者は、出展企業WALKER INDUSTRIESのプレスリリースを公表した。同社は会期中、インディーゲームコーナーのブース(09-E95)で、XR(エクステンデッド・リアリティ)関連技術やデバイスの体験デモを実施する。
WALKER INDUSTRIESは、XRや機械学習、エレクトロニクスなどの研究開発に取り組むグループ「Prominence」を中心に事業を展開している。TGS2026では、パートナー企業と共同開発した複数の技術やデバイスを披露する予定だ。
視線・口元を追跡する拡張モジュール「Shinra Meisin」
展示される「Shinra Meisin」は、EOZVRとの協力で開発された既存ヘッドセット向けの拡張モジュール。
視線と口元のトラッキング機能を追加でき、VRChatなどのゲームやアプリケーションに対応する。複雑な手動キャリブレーションを必要とせず、傾きや眼鏡を着用した状態でも、高精度かつ低遅延のトラッキングが可能としている。
新型ヘッドセット「Vector Gear」と「Andromeda」
同社は新型ヘッドセット「Vector Gear」と「Andromeda」の2機種も発表する。
「Vector Gear」は、PCに接続せず単体で動作するオールインワン型デバイス。デスクトップPC向けプログラムの実行や、スマートフォン・コンソールゲームのエミュレーション、他のデバイス上のアプリ表示に対応する。
2160×2160のTFT LCDディスプレイを搭載するほか、トラッキング用とソフトウェア実行用のデュアルCPUシステム、フルカラーパススルー、90Whバッテリー、自動IPD(瞳孔間距離)調整機能を備える。
一方、「Andromeda」はPCVR接続に特化した軽量モデル。2560×2560のパンケーキレンズ、または1600×1600のディスプレイを選択でき、インサイドアウトトラッキングと45Whバッテリーを搭載する。
両機種はフルフェイストラッキング機能を備え、シリコンバッテリーを採用するほか、改造(モッド)にも対応するとしている。
オープンソースOS「XRUIOS」も公開
これらのハードウェアで使用されるのが、オープンソースで開発されたオペレーティングシステム「XRUIOS(Extended Reality User Interface Operating System)」だ。
XRUIOSでは、複合現実(MR)空間内にアプリやデスクトップ画面をミラーリングできるほか、グローバルネットワークを通じて、他のユーザーとリアルタイムでUIを表示・相互操作できる。
同社は、こうした機能によって実世界のMMORPGのような体験を可能にするとしている。また、ノートPCの画面を壁面へ拡張し、仮想モニター環境を構築する作業モードも用意する。
このほか、初期のインターネット世界を再現する「DOS 999」や、魔導書を用いてUIを操作する「Artifex Arcana」など、ユーザーの好みに応じて空間を構築できる機能も備える。
TGS2026で試作機を体験
東京ゲームショウ2026は、9月17日から21日まで、幕張メッセとTKP東京ベイ幕張ホールで開催される。
WALKER INDUSTRIESは会期中、ブースでトラッカーやヘッドセットの試作機を体験できる機会を提供するとしている。
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編集:梅木奈実













































