19日正午、トラック諸島近海で台風18号(ソウデル)が発生した。気象庁が同日13時05分に発表した情報によると、発生時の台風18号はほとんど停滞しており、中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっている。23日には暴風域を伴って小笠原近海へ進み、24日には「強い」勢力で日本の南へ進む見込みとなっている。
一方、台湾では台風18号とは別に、低圧帯と南西の風の影響で20日から雨が強まる見通しとなっている。中央大学大気科学系の呉徳栄(ご・とくえい)兼任副教授は、20日から24日にかけて低圧帯がゆっくりと北上し、南西の風が大量の水蒸気を台湾にもたらすため、大気の状態がさらに不安定になると分析している。
19日は7県市で36度の高温に注意
台湾中央気象署が18日17時27分に発表した19日を対象とする高温情報では、南投県、雲林県、嘉義市、台南市、屏東県をオレンジ、彰化県と嘉義県を黄色としている。オレンジの地域では36度の高温が続く可能性があり、黄色の地域では36度以上の高温に注意が必要となる。
気象署によると、高温情報の黄色は36度以上、オレンジは36度以上が3日以上続く場合、または38度以上となる場合を基準としている。
呉氏によると、19日は低圧帯の影響で大気の状態が不安定となっており、台湾の東側では水蒸気が多く、局地的に一時雨が降る見込み。北部や中南部でも午後は対流が発達しやすく、雨が降る前は各地で暑さが続くとしている。
20日から低圧帯が北上 中南部で雨強まる
20日から24日にかけては、低圧帯がゆっくりと北上し、南西の風が台湾付近に水蒸気を運び込むため、各地で雨が降りやすくなる見込みだ。呉氏は、落雷や強風、短時間の激しい雨を伴う可能性があるとして、最新の気象情報に注意するよう呼び掛けている。日中の最高気温はやや下がる見通し。
台湾中央気象署も、20日以降は低圧帯南側の南西の風が次第に台湾付近まで北上し、中南部を中心に雨が強まると予想している。特に20日と21日は中南部で断続的に雨が降り、局地的に大雨や豪雨となる可能性がある。南西の風によるまとまった雨は週末まで続く可能性があるという。
25~28日は再び晴れて厳しい暑さに
呉氏は、25日から28日にかけて太平洋高気圧が次第に強まり、台湾各地では晴れて厳しい暑さになると予想している。午後に山間部で局地的な雨が降る可能性はあるものの、降雨は日を追うごとに減少する見込みだ。

台風18号、24日には「強い」勢力へ
気象庁の19日13時05分発表によると、台風18号は20日正午にはトラック諸島近海を北北西へ時速20キロで進み、21日には北西へ進む見込み。その後も発達し、22日にはマリアナ諸島、23日には小笠原近海へ進むと予想されている。
23日午前9時の予報では中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速30メートルとなり、暴風域を伴う見込み。24日午前9時には日本の南で「強い」勢力となり、中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルまで発達すると予想されている。
台風のアジア名「ソウデル(Saudel)」はミクロネシアが提案した名称で、「伝説上の首長の護衛兵」を意味する。
台風18号、台湾への影響は今後の進路を注視
台風18号については、発生前の段階では台湾周辺を含め進路予測に大きなばらつきがみられていた。しかし、日本時間19日16時時点で最新となる気象庁の予報では、台風は北西方向へ進み、23日に小笠原近海、24日に日本の南へ達する見込みとなっている。
今後の進路には不確実性が残るため、台湾への影響については引き続き最新情報を確認する必要がある。気象庁、台湾中央気象署はいずれも台風の進路予報を随時更新している。台湾中央気象署は、台風の分析・予報について通常6時間ごとに更新すると説明している。

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編集:梅木奈実
















































