京都駅ビル開発株式会社は、駅空間を舞台にジャンルを超えた文化と芸術の融合を試みる「第2回京都駅ビル芸術祭(ゲイジュツノエキ 2026/GNE)」を10月17日から開幕した。「Mash up KYOTO from the station.」をコンセプトに、伝統文化、現代アート、エンターテインメントが交差する表現を展開する。
初年度となった2025年に32万人の来場者を記録した本芸術祭は、今年度は「& Nocturne」をテーマに夜間の光とアートの演出を強化し、京都駅ビル各所や京都市内の寺社仏閣を会場として11月3日までの18日間にわたり開催される。
京都駅ビル芸術祭が開幕、伝統と現代アートの融合に期待
開幕初日に行われたオープニングセレモニーでは、主催者を代表して京都駅ビル開発の橋本修男代表取締役社長が登壇し、駅ビルが来年で30周年を迎える節目に触れながら、玄関口としての役割に加え、駅前が産業集積や知の交流の拠点となる街づくりの発展に期待を寄せた。
共催者である京都府の西脇隆俊知事は、伝統工芸と現代アート、企業とアーティストの連携による新たな価値創出を歓迎し、文化芸術の担い手同士のつながりが進むことへの期待を表明した。松井孝治京都市長も登壇し、異分野の掛け合わせが京都の「伝統と革新」を体現していると評価し、今後の都市開発への示唆に言及した。
オープニングのステージでは、世界観客動員数1000万人を誇る和太鼓パフォーマンス集団「DRUM TAO」が特別演奏を披露し、国内外の観光客や通行人を惹きつけた。
会場内では、若佐慎一による「拳を突き上げた先のカオスな未来でも進み続ける招き猫様阿吽像図」やライブペインティング、中村ローソクとDAICHI MIURAによる「灯る Josie」、田村将軍堂とOmochiによる「NEW 花かるた」、TRADMAN'S BONSAIと三上真輝による「盆栽と金魚」などのコラボレーション作品が展示された。
このほか、三重野文緒と匹田大智による特別パフォーマンスや、クラウン「クロスオーバー」と刀剣男士 三日月宗近の展示、大階段グラフィカルイルミネーションPlusなど多彩なプログラムが展開された。
京都の食や伝統工芸も集結、日本酒の飲み比べも
会期中は食や工芸の企画も連日実施される。1階駅前広場では、フォションホテル京都による紅茶や自家製焼き菓子の提供、安政2年創業の西陣魚新による名物「今出川豆腐」や弁当の販売、実生ゆずの「柚子わた」を活用した「京柚」のシロップ飲料、若手後継者を支援する一般社団法人応縁堂プロデュースの「アトツギ縁日」が出店する。
また、2階南北自由通路北側スペースでは、京都府酒造組合連合会による京都府産米「祝」や「京の輝き」を用いた日本酒の飲み比べが計6日間限定で行われる。
さらに駅前広場工芸ブース「テシゴトノエキ」では、初日に登場した株式会社黒香師工房による京金箔押をはじめ、水引や象嵌、和ろうそくなど伝統工芸職人による日替わりの実演と販売が実施される。
本芸術祭の開催時間は13時から20時までで、入場料は無料(一部ワークショップや体験企画、特別ツアーは有料)。京都駅ビルのほか、京都劇場、総本山御室仁和寺、妙心寺塔頭桂春院、東本願寺などが会場となっている。
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(関連記事: 京都駅ビルで伝統と現代アートが交差する「ゲイジュツノエキ2026」が10月17日から開催へ | 関連記事をもっと読む )編集:小田菜々香


















































