トヨタグループが主催するイマーシブ・アートミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」(神奈川県横浜市・山下ふ頭4号上屋)は、2026年10月24日より第2弾コンテンツの一般公開を開始する。
開幕に先立ち、10月22日には報道関係者向けのメディア内覧会が実施され、柱のない約1,800平方メートルの巨大空間を生かしたメインプログラムをはじめとする多彩な展示が公開された。
モネと浮世絵の関係を描く没入型アートを上映
メインシアター「THE MOVEUM THEATER」で上映される「印象派モネと浮世絵[モネを魅了した、日本の美]」は、絵画、建築、音楽、映像、音響を融合させたイマーシブアート作品となっている。
19世紀後半にヨーロッパへ渡り西洋美術に大きな影響を与えた浮世絵と、熱心な収集家でもあった印象派の巨匠クロード・モネとの関係性を描き出し、壁面から床面まで広がる映像美の中で時代や国境を越えた芸術の響き合いを体感できる構成となっている。
本作はプロローグ「日の出」からエピローグ「日没、光と影」までの全6章で展開される。19世紀後半のパリの都市風景を描いた「印象派と近代都市パリ」から始まり、「パリから海へ:光をもとめて」、「自然のなかへ」へと続く。
その後、モネの邸宅での収集風景にも触れる「ジャポニスム」、江戸の庶民文化や職人技を映し出す「浮世絵:江戸の美と新たな視覚表現」へと展開する。
最後は、自宅に築いた庭園の池や日本風の橋をモチーフにした代表作を描く「睡蓮:移ろう光、はてしない風景」へと物語が移り変わる。通常の上映時間はイントロダクションを含めて約50分(周回制)となる。
会場内には、モネが1883年から晩年まで過ごしたフランス・ジヴェルニーの邸宅に着想を得た展示空間「モネのダイニングルーム ~モネを魅了した浮世絵空間~」も再現された。
葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿らの浮世絵に囲まれて暮らしたモネの日常の一端に触れることができるほか、浮世絵の技法や魅力を紹介する「浮世絵ギャラリー ~モネと浮世絵、そのあいだに~」も併設されている。
山口智子プロデュースの映像作品や未来のクルマも展示
スタジオでは、俳優の山口智子氏がプロデュースを手がけるプロジェクト「LISTEN.」より、イマーシブシリーズ「ONE MOMENT」の新作「WHITE NIGHT 白夜」(上映時間約20分)を上映する。
同プロジェクトは世界約26カ国を巡り各地の音を映像に収めてきたもので、今作ではラップランドの先住民族サーミの伝統歌唱「ヨイク」を継承するウィメイ・サーリ氏や現代音楽家のタパニ・リンネ氏、イヌイットの伝統歌唱「喉歌(カタジャック)」を受け継ぐターニャ・タガック氏ら北方に生きる人々の音楽や文化に焦点を当てている。
あわせて、子どもたちが未来のモビリティを自由に描いた第19回「トヨタ夢のクルマアートコンテスト」日本コンテストの入賞作品を特別展示するとともに、描かれたクルマが動き出す約10分間のスペシャル没入型映像も上映される。
ワークショップや無料送迎も充実、2027年3月末まで開催
館内では週末を中心に、対話型アートワークショップやボックスアートづくり、モネの模写体験、20歳以上を対象に日本酒とともに浮世絵を描くワークショップなど多彩な体験プログラムが用意されている。
また、みなとみらい線元町・中華街駅近くの山下ふ頭バス待合所と会場を結ぶ無料送迎モビリティとして、トヨタの自動運転EV「e-Palette」が運行され、移動時間も含めた新たな体験を提供する。
会期は2026年10月24日から2027年3月31日まで。開館時間は月曜から金曜・日曜・祝日が10時30分から18時30分、土曜・祝前日は10時30分から19時30分までとなる。チケットは一般当日3,800円(オンライン3,000円)、大学・高校・専門学生当日2,400円(オンライン1,700円)、中学生以下は無料となっている。
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp
編集:小田菜々香














































