大型で非常に強い台風30号(チャンパー)が台湾に接近している。台湾中央気象署(気象庁に相当)は22日午前11時30分、陸上台風警報を発令。当初は宜蘭、花蓮、台東、恒春半島を警戒区域としていたが、午後には台中、南投、高雄、屏東にも拡大した。
気象署が同日午前10時に発表した予測によると、23日は計17県市の一部地域で、風や雨が出勤・登校停止の基準に達する見込みだ。
また、気象専門家の賈新興氏は、各国の最新予測モデルが台風の進路を相次いで西寄りに修正していると指摘。台風の中心が台湾に上陸する確率は8%未満から20%に上昇し、上陸する場合は宜蘭、または宜蘭と花蓮の境界付近となる可能性が最も高いとの見方を示している。
台風30号、台湾の陸上警戒は7県市に拡大
台湾中央気象署によると、22日午後2時現在、台風30号の中心は台湾最南端の鵝鑾鼻(ガランビ)の東南東約490キロの海上にあり、北西から北北西へ進んでいる。
宜蘭、花蓮、台東、台中、南投、高雄、屏東に影響を及ぼす恐れがあるとして、厳重な警戒を呼びかけている。
陸上警戒区域:宜蘭、花蓮、台東、台中、南投、高雄、屏東。
海上警戒区域:台湾周辺の各海域およびバシー海峡。航行・操業する船舶に厳重な警戒を求めている。
| 項目 | 22日午後2時現在 |
| 中心位置 | 北緯20.9度、東経125.4度。鵝鑾鼻の東南東約490キロ |
| 進行方向・速度 | 北西から北北西へ、時速14~21キロ |
| 中心気圧 | 925ヘクトパスカル |
| 中心付近の最大風速 | 秒速51メートル、最大瞬間風速63メートル |
| 風域 | 台湾の基準で風力7級以上が半径300キロ、風力10級以上が半径150キロ |
台湾中央気象署が用いる「風力7級以上の風域」は、日本の気象庁が定義する「暴風域」とは基準が異なる。
23日、17県市で出勤・登校停止の基準に
気象署の午前10時の予測によると、23日正午までに計17県市の一部地域で、風力または雨量が出勤・登校停止の基準に達する見込みだ。
台湾では台風などの際、一定の気象条件を満たした地域について、各自治体が出勤・登校停止措置、いわゆる「台風休み」を実施するかどうか判断する。実際に停止措置を取るかどうかは、各県市政府の発表によって決まる。
風力基準に達する地域(23日午前0時~6時):基隆市沿岸部、新北市沿岸部、桃園市沿岸部、新竹市沿岸部、新竹県沿岸部、苗栗県、台中市、彰化県、雲林県、嘉義県、台南市沿岸部、高雄市沿岸部、宜蘭県沿岸部、花蓮県沿岸部、台東県沿岸部、蘭嶼・緑島、連江県、澎湖県。
雨量基準に達する地域(22日午後2時~23日午後2時):桃園市山間部、新竹県山間部、苗栗県山間部、宜蘭県山間部。
台湾の「天然災害停止上班及上課作業辦法(天然災害による出勤・登校停止の運用規則)」では、台風の風域が4時間以内に通過する可能性がある地域で、平均風力が7級以上、または瞬間的な風が10級以上に達すると予測される場合、出勤・登校停止の判断基準の一つとなる。
また、今後24時間の予想累積雨量が山間部で200ミリ、平地で350ミリに達し、すでに災害が発生しているか、発生する恐れがある場合も対象となる。台北市など一部の県市では、平地と山間部を区別せず350ミリを基準としている。 (関連記事: 台風30号(チャンパー)、台湾上陸の可能性低下 東方沖を通過後、日本方面へ | 関連記事をもっと読む )
最終的な実施の判断は各地方自治体に委ねられている。













































