【2026 WBC】東京ドームで台湾ファンが自主的にごみ拾い 日本のSNSで称賛広がる一方、AI偽画像も拡散

2026-03-09 12:01
2026年3月8日,台灣以5比4再延長賽中擊敗韓國。(美聯社)
2026年3月8日,台灣以5比4再延長賽中擊敗韓國。(美聯社)

2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をめぐり、東京ドームに詰めかけた台湾ファンの行動が日本のSNS上で大きな注目を集めている。試合後、観客席周辺のごみを自主的に拾う様子が拡散され、日本のネットユーザーからは「これこそが台湾人を好きな理由だ」「これからも友好的に付き合いたい」といった称賛の声が相次いだ。一方で、台湾ファンが大量のごみを残したとする画像もネット上で出回ったが、台湾メディアはこれを「AIで生成された偽画像」だと伝えている。

チェコ監督も「まるで天国」と絶賛

​東京ドームで開催されたWBC1次ラウンドC組では、台湾代表の試合に連日多くのファンが駆けつけた。台湾メディアによれば、台湾はオーストラリア戦、日本戦に敗れた後、7日のチェコ戦で14対0の大勝を収め、劇的な復活を遂げた。連日の試合でスタンドが台湾ファンで埋め尽くされ、その熱気あふれる応援ぶりも大きな話題となった。

台湾対日本の試合において、台湾ファンの声援が一時、ホームである日本ファンのボリュームを上回るほどだった。また、チェコ代表のパベル・ハジム監督が台湾ファンの応援を「まるで天国のようだ」と表現したことも伝えられており、ドーム内での存在感が際立っていた。

「マナーは大事」善意の輪が広がる

​そうした中、日本のネット上で特に反響を呼んだのが、試合後に台湾ファンが自発的にごみを拾う姿だった。台湾代表の帽子をかぶったファンが通路の飲料カップや袋などを拾い集める動画がThreadsで広まり、日本のユーザーから多くの共感が寄せられた。動画内で友人から「清掃員なの?」と冗談を言われた台湾ファンが、「マナーは大事だから」と笑顔で答える場面もあった。日本のネットユーザーからは「台湾人は優しくて親切」「今後も友好的に付き合っていきたい」「私は台湾が好きだ」といった声が寄せられた。

​また、台湾メディアは、この話題が日本国内だけでなく、海外在住の日本人の間にも広がっていると報道。メキシコ在住の日本人が「(このニュースを見て)台湾に行ってみたくなった」と語ったエピソードを紹介し、こうした善意の積み重ねを「最も成功した草の根外交」と評価した。​

対立を煽る「AI偽画像」の罠

一方で、台湾ファンのマナーを貶めるような悪質な画像も拡散された。台湾メディアは、「台湾人が東京ドームに大量のごみを残した」と主張する画像について、日本メディアが実際に確認した結果、球場構造の不自然さや文字の乱れ、スコアボードの文字化けなどが見つかり、AI生成画像だと判断されたと報じた。台湾側は、こうした画像が日台の対立を煽る意図で意図的に流布されている可能性を指摘し、警戒を呼びかけている。

実際には、多くの台湾ファンや報道関係者が日本の観戦ルールを尊重し、自発的な清掃行動を取っていたことが確認されている。台湾メディア各社は、今回の一連の出来事が単なるマナーの話題を超え、スポーツを通じた日台交流の象徴として受け止められていると伝えている。

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編集:梅木奈実

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