トップ ニュース ウガンダ、対イラン戦への参戦を示唆 軍司令官が「2週間でテヘラン制圧」と豪語、ネットでは「ワカンダ」ミームが拡散
ウガンダ、対イラン戦への参戦を示唆 軍司令官が「2週間でテヘラン制圧」と豪語、ネットでは「ワカンダ」ミームが拡散 「2週間でテヘランを制圧する」、ウガンダ国防軍司令官の発言が波紋を呼んでいる。(資料写真/AP通信)
トランプ政権が中東へ数千人規模の兵力を追加派遣する中、米国防総省(ペンタゴン)がイランに対する地上作戦を準備しているとの観測が浮上しており、「米イ戦争」の戦火が拡大する兆しを見せ、世界の緊張が高まっている。こうした中、東アフリカ、ウガンダのムフージ・カイネルガバ国防軍司令官が自身のSNSを通じ、連日のようにイスラエルへの強い支持を表明した上で、「1個旅団を派遣すれば2週間以内にイランの首都テヘランを制圧できる」と豪語している。
この発言は国際社会の耳目を集めると同時に、世界の地政学的対立においてアフリカ諸国が「踏み絵」を迫られる現状を浮き彫りにした。東アフリカの一国の軍高官が、なぜ今、中東における大国間の複雑な紛争への介入を示唆したのか、波紋が広がっている。
なぜウガンダが 米イ対立に介入するのか 現職のヨウェリ・ムセベニ大統領の長男であり、次期大統領の最有力候補と目されるムフージ氏は、X(旧Twitter)上で一連の物議を醸す投稿を行った。同氏は中東戦争の即時終結を望むとしつつも、「イスラエルの破壊や打倒を叫ぶいかなる言動も、我々を戦争に駆り立てる。我々はイスラエルの側に立つ」と警告した。
ムフージ氏の言動は口頭での声援に留まらない。「イスラエルが軍事的支援を必要とするなら、ウガンダは1個旅団を派遣するだけで、わずか2週間でテヘランを陥落させることができる」と主張。イスラエルに対し「助けが必要なら遠慮なく言ってほしい。ウガンダの兄弟たちはいつでも準備ができている」と呼びかけた。
ウガンダ国防省の統計によれば、ウガンダ人民防衛軍 は約4.5万人の現役兵と3.5万人の予備役を擁し、数百台の戦車や装甲車を配備している。地域において一定の軍事力を備えてはいるものの、数千キロ離れた中東の大国に対し越境攻撃を仕掛けることは、軍事的に極めて困難であると指摘されている。
この過激な参戦宣言について、ムフージ氏は動機を「宗教的信仰」と「歴史的恩義」にあるとしている。 同氏は「我々はキリスト教徒である」としてイスラエル支持を強調し、自国を「世界から忘れられ、無視されたダビデ」になぞらえ、巨人「ゴリアテ」に打ち勝つと誓った。
エンテベ事件が結んだ「生死を共にする絆」 両国の知られざる歴史 ウガンダとイスラエルの複雑な関係は、数十年前の歴史的事件にまで遡る。最も知られているのは、1976年に世界を震撼させた「エンテベ空港奇襲作戦(エンテベ事件)」だ。当時、エールフランス機がパレスチナ解放機構(PLO)とドイツ赤軍(RAF)のテロリストにハイジャックされ、ウガンダのエンテベ国際空港に着陸。イスラエル国防軍の特殊部隊が突入作戦を敢行し、100人以上の人質の救出に成功した。
この緊迫した救出作戦において、ベンヤミン・ネタニヤフ現イスラエル首相の兄、ヨナタン・ネタニヤフ氏が、イスラエル軍側で唯一の戦死者となった。当時、両国の関係は一時的に冷えこんだが、 ムセベニ政権の発足以降、徐々に改善に向かった。 現在、イスラエルはウガンダにとって重要な軍事・情報協力のパートナーであり、長年にわたりウガンダ 軍の訓練を支援するなど、安全保障分野で強固な信頼関係を築いている。
ムフージ氏は自身の投稿でこの歴史的な恩義に触れ、「1980年代から90年代にかけて、我々が無一文だったときにイスラエルは寄り添ってくれた。国内総生産(GDP)が1000億ドルに達し、アフリカ有数の経済大国となった今、我々が彼らを守らないでいられようか 」と感傷的に述べた。また、この絆を記念するため、エンテベ国際空港でヨナタン氏が命を落とした正確な場所に、その英雄的行動を称える銅像を建立する計画があることも明らかにした。歴史的感情と現実政治を結びつけるこうした手法は、ウガンダによるイスラエル支持の正当性を一段と補強している。
ウガンダの「踏み絵」がアフリカ諸国に与える影響 しかしながら、今回ウガンダが明確に示した 「親イスラエル・反イラン」の姿勢は、過去の外交方針とは大きく異なる。実際、ウガンダはこれまでイランと一定の外交・経済関係を維持してきた。2023年7月には、イランのエブラヒム・ライシ大統領(当時)がウガンダを訪問し、農業や貿易分野に関する協力協定に署名。当時、両国の交流は活発であり、双方は関係を深化させる意図がある見られた。
一方、ウガンダが「参戦」 を宣言したとの報道 はインターネット上でも大きな注目を集めている。SNSでは、マーベル映画に登場する架空の高度技術国家「ワカンダ」の戦闘シーンの画像を引用したネットミームが拡散されるなどの反響を呼んでいる。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒日文版
最新ニュース
【深層】ペルシャ湾激化の陰で「独り勝ち」するイラン 制裁を無力化する「幽霊船団」と中国の共謀 ペルシャ湾が戦火に包まれ、世界中の石油市場が悲鳴を上げる中、嵐の中心にいるはずのイランが不可解な増収を遂げている。英『エコノミスト』誌(3月29日付)は、この背後にイスラム革命防衛隊(IRGC)による巧妙な工作があると報じた。彼らは国難に乗じて私腹を肥やし、権貴層に石油を分配する一方で、「幽霊船団」を指揮して公海上で産地を偽装している。この密輸体系の最大のパ......
森ビル、ドジャースと複数年のパートナーシップ締結 都市体験の創出と東京の魅力発信へ 森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻慎吾)は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)の名門球団、ロサンゼルス・ドジャースと複数年のパートナーシップ契約を締結したと発表した。1890年にブルックリンで創設されたドジャースは、ワールドシリーズ優勝9回、リーグ優勝26回を誇る屈指の名門校だ。2024年と2025年には2年連続でワールドチャンピオンに輝き、......
台湾・国民党鄭麗文主席、4月に訪中決定 習近平国家主席と10年ぶりの会談へ 台湾の最大野党・国民党の主席弁公室は30日、中国の習近平国家主席からの招待を受け、鄭麗文(てい・れいぶん)主席が4月7日から12日にかけて訪中団を率いて中国を訪問すると発表した。鄭氏は招待に感謝し、これを受諾した。鄭氏は同日午前11時に国内外向けの記者会見を開き、「中台関係の平和的発展の推進、交流・協力の促進、台湾海峡の安定、そして民生の向上に向け、共に努力......
「日台交流は史上最高レベル」李駐日代表、防災・半導体・AI分野での協力深化に期待 日本の東北地方を訪れる外国人観光客数が過去最多を更新し、中でも台湾人観光客の割合が首位に立っている。台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の李逸洋(リ・イツヨウ)代表は、朝日新聞の単独インタビューに応じ、現在の日台関係が「史上最高の状態にある」と強調。防災技術や半導体、人工知能(AI)などのハイテク分野において、さらなる協力の可能性とウィンウィンの関係構築に......
外食業の特定技能1号、4月13日から新規受入れを事実上停止へ 上限5万人に到達見込み 出入国在留管理庁は3月27日、特定技能制度の「外食業分野」において、在留者数が受入れ上限である5万人に達する見込みとなったため、在留資格認定証明書の交付や在留資格変更許可の申請受理を一時停止する方針を発表した。同庁によると、本年2月末時点における外食業分野の特定技能1号在留者数は、速報値で約4万6000人に達している。現在のペースで推移すれば、本年5月頃には......
朝日新聞、4月から朝夕刊をリニューアル 桐野夏生氏の新連載やグループタイアップ企画が始動 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、2026年4月1日より朝刊および夕刊の紙面改革を実施し、リニューアルを行う。今回の改編では、国内外の取材網を駆使した新紙面の創設に加え、グループ会社とのタイアップ企画の導入、土曜日別刷り「be」の掲載形態変更など、読者のニーズや輸送体制の変化に合わせた大幅な刷新が図られる。朝刊:グローバルな健康課題や地域......
虎ノ門ヒルズで「SWEETS & FLOWER」開催 「4月のいちご」や母の日ギフトが集結 森ビル株式会社が運営する虎ノ門ヒルズでは、2026年4月14日(火)から5月10日(日)までの期間、館内の人気スイーツショップとフラワーショップ計18店舗が参加する季節限定フェア『SWEETS & FLOWER』を開催する。本フェアは、旬のフルーツや香り豊かなフラワーアイテムを通じて、晩春から初夏へと移ろう季節を五感で楽しむことを目的としている。希少品種も登......
令和7年末の在留外国人数、初の400万人突破 過去最多の412万5395人に 出入国在留管理庁は、令和7年(2025年)末時点における在留外国人数に関する統計を発表した。同年末の在留外国人数は412万5395人となり、前年末(376万8977人)から35万6418人増加。過去最多を更新するとともに、調査開始以来初めて400万人を超えた。内訳は、中長期在留者が385万8499人、特別永住者が26万6896人。性別では、男性が211万59......
adjoeがシンガポール事務所を拡張移転、APACでの採用と事業展開を加速 グローバルモバイル広告プロバイダーのadjoe(アジョー)は、アジア太平洋(APAC)地域における成長戦略の重要な節目として、シンガポール事務所を拡張開設したことを発表した。今回の移転は、同地域での事業規模を拡大し、2026年末までにAPAC事業を倍増させるという同社の計画を裏付けるものである。東京拠点や最近進出した北京拠点に加え、シンガポール事務所は引き続......
令和7年の難民認定状況、在留許可は計1186人 出入国在留管理庁が発表 出入国在留管理庁は令和8年(2026年)3月27日、令和7年における難民認定者数等に関する最新の状況を発表した。難民認定制度の運用により、我が国での在留を認められた外国人は合計1186人となった。その内訳は以下の通り。難民認定: 187人補完的保護対象者: 474人人道的配慮による在留許可(認定外): 525人一次審査、申請数は減少するも処理数は大幅増一次......
令和7年の入管法違反、退去強制手続は1万8442人 不法就労が7割超、ベトナム籍が最多 出入国在留管理庁は、令和7年(2025年)における入管法違反事件の統計を発表した。同年中に退去強制手続または出国命令手続がとられた外国人は1万8442人で、前年より466人減少した。このうち、不法就労の事実が認められた者は1万3435人に上り、全体の72.9%を占めている。ベトナム籍が最多の3割超、不法就労は「茨城県の農業」が顕著国籍・地域別で見ると、ベト......
「観光」裝い不法就労か 外国人上陸拒否が8546人に増加、8割超が「入国目的を偽裝」 出入国在留管理庁は27日、令和7年(2025年)における我が国への外国人の上陸拒否に関する状況を発表した。同年に上陸を拒否された外国人は8546人で、前年と比較して667人(約8.5%)の増加となった。上陸拒否者数は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための水際措置が段階的に緩和されたことによる入国者数の増加等に伴い、令和3年以降、増加傾向にある。なお、上......
【楽天】打線沈黙で完封負け 敗戦の中で救援・宋家豪の「8球」パーフェクト投球が光る 東北楽天ゴールデンイーグルスは28日、オリックス・バファローズと対戦し、打線が振るわず0対6で完封負けを喫した。先発の瀧中瞭太は要所で三振を奪う場面も見られたが、四球や長打が失点に直結。打線もわずか4安打と沈黙した。その中で、5回に救援登板した宋家豪(ソン・チャーホウ)が、テンポの良い好投で暗雲漂う試合に一筋の光を差し込んだ。宋家豪がわずか8球で三者凡退 抜......
六本木で「チ。」と夜景が融合 展望台で「世界の見方が変わる」体験を 4月10日から開催 森ビル株式会社が運営する六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」は、2026年4月10日から6月8日まで、人気漫画『チ。 ―地球の運動について―』とのコラボレーションイベントを開催する。累計発行部数550萬部を突破した本作の世界観と、海抜250メートルから望む東京の夜景が融合した、かつてない鑑賞体験を提供する。都市風景と名シーンの融合、現代的な視点で読み解く「......
オリックス・九里亜蓮、132球の熱投完封!中川圭太の1号2ランなどで楽天に6対0の快勝 オリックス・バファローズは28日、京セラドーム大阪で行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕カード第2戦に臨み、先発の九里亜蓮が9回132球、12奪三振の快投で完封勝利を挙げた。打線では中川圭太が今季1号2ランを含む3安打猛打賞の活躍を見せ、6対0で快勝。前日の大敗を払拭し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。九里亜蓮が魂の132球 圧巻の12K完封前日......
2026年は「千年に一度のお風呂の年」 大塚製薬が「ポカリお風呂プロジェクト」を始動 大塚製薬株式会社は、2026年が「026(お風呂)」の語呂合わせから「千年に一度のお風呂の年」という大きな節目にあたることに着目。温浴施設での飲用体験やSNSキャンペーンを通じて、入浴前後の水分補給を習慣化させる「ポカリお風呂プロジェクト」を2026年3月26日より開始する。これに先立ち、3月25日には都内で始動発表会が行われた。入浴による「脱水」を防ぐ、水......
横浜・関内駅前再開発事業、権利変換計画の認可取得で2026年着工へ 関內駅前港町地區および関內駅前北口地區の両市街地再開発組合は2026年3月24日、橫浜市より「第一種市街地再開発事業」の権利変換計画の認可を受けた。三菱地所を代表企業とする参加組合員らと共に推進する本事業は、橫浜の玄関口である関內駅前の機能を大幅に強化し、国際的な産学連携や観光、居住機能が融合した新たな拠点の形成を目指す。横浜・関内駅前の大規模再開発が権利変......