東京建物株式会社、株式会社西日本新聞ビルディング、ワールド・ブランズ・コレクション ホテルズ&リゾーツ株式会社(WBC)、および株式会社セクションLが運営するEave Hospitalityの4社は2026年10月19日、熊本県熊本市中央区下通において、アパートメントホテル「Section L 熊本」を2028年春頃に開業すると発表した。
全国で14施設を展開する「Section L」ブランドとしては九州初進出の施設となる。事業主を東京建物と西日本新聞ビルディングが務め、WBCが賃借人、Eave Hospitalityが運営を担う体制で開発が進められる。
全室にキッチンを完備、長期滞在やグループ旅行に対応
熊本市では近年、インバウンドをはじめとする観光需要の拡大に加え、半導体関連産業の集積を背景に国内外からの来訪者が増加している。一方で、市街地ではグループ利用や中長期滞在に対応したアパートメントホテルの供給が限定的であった。
本計画では、全客室にキッチンを備えるほか、宿泊客専用のフィットネスジムを設けるなど、ビジネスの長期滞在や観光客が快適に過ごせる環境を整備する。一部の客室にはコネクティングルームを採用し、多人数グループの滞在需要にも応える。
立地は熊本市最大の繁華街である下通エリアで、熊本城や桜町バスターミナルなどの主要拠点へのアクセスにも優れており、県内周遊の促進と地域活性化を目指す。
地上12階建て・全66室、2028年春の開業を予定
施設の規模は鉄骨造地上12階建てで、延床面積は約3,100平方メートル、敷地面積は約480平方メートルとなる。
客室はツイン26室(29平方メートル)、ダブル35室(28平方メートル)、スイート4室(54平方メートル)、ユニバーサルルーム1室(29平方メートル)の計66室を計画しており、付帯施設としてフィットネスジムやラウンジを設置する。
設計・監理は株式会社エイ.アンド.エス.システム、施工は光進建設株式会社、インテリアデザインは株式会社イーストアーキテクツが担当し、2026年8月7日に着工している。
参画企業のうち、東京建物は総合不動産会社としての知見を活かし、近年も「フォーシーズンズホテル大阪」や「ヒルトン京都」を開業したほか、2028年には「ラッフルズ東京」の開業を控えるなど多様な宿泊施設を展開している。
西日本新聞ビルディングは福岡を中心に不動産事業を展開する総合不動産会社で、共同事業によるホテル開発への参画は今回が初となる。
また、ウェルス・マネジメントグループの中核であるWBCはホテル運営の包括的サポートやマスターリースなどを手がけ、Eave Hospitalityはアジア太平洋地域において「Section L」をはじめとする独自ブランドの開発・運営を推進している。
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