男子ゴルフのアジアンツアー「SJMマカオオープン2026」(賞金総額100万ドル)最終日は10月18日、マカオ・コロアン島のマカオゴルフ・カントリークラブで行われ、台湾の王偉軒(ワン・ウェイシュエン、27)が韓国の任成宰(イム・ソンジェ)とのプレーオフを制し、アジアンツアー初優勝を飾った。優勝賞金は18万ドル(約2800万円)。
最終18番でチップインイーグル プレーオフ1ホール目で決着
第2ラウンドでボギーなしの63をマークして上位に浮上したワンは、風が強まった第3ラウンドも66にまとめ、通算14アンダーでイムと並んで首位タイで最終日を迎えた。
最終日は終盤までイムとの一騎打ちとなった。15番でイムがバーディーを奪って一歩抜け出したが、16番で再び並んだ。イムは17番もバーディーとして1打をリードしたが、最終18番(パー5)、ワンはグリーンエッジからのアプローチを直接沈めるチップインイーグルで通算17アンダーとし、逆に1打リード。イムもこのホールでバーディーを決めて並び、勝負はプレーオフにもつれ込んだ。
18番で行われたプレーオフ1ホール目では、ワンがバーディーを奪ってイムを振り切った。
ワンは昨年の同大会でも通算17アンダーで並びながら、プレーオフ2ホール目でドイツのドミニク・フースに敗れていた。
試合後、ワンは「18番でチップインして、スコア提出を終えてプレーオフの18番ティーに戻った時、頭に浮かんだのは昨年のプレーオフのことばかりだった」と振り返り、「妻と家族の前で勝てて本当にうれしい。特に、3年前にがんで亡くなった母にこの勝利を捧げたい。天国で見ていて、誇りに思ってくれたらうれしい」と声を詰まらせた。
3位には大会ベストの61をマークしたチャールズ・ポーター(米国)が通算14アンダーで入り、オーステン・トラスロー(米国)が通算13アンダーで4位だった。台湾勢の同大会制覇は、汪徳昌(2005年)、呂文徳(2007年)、詹益信(2011年)に続き4人目となった。

名古屋アジア大会では初日首位 惜しくもメダル逃す
台湾で「大砲」の異名を持つ飛ばし屋のワンは、マカオでの優勝に先立ち、3大会連続で台湾代表として出場した愛知・名古屋アジア大会でも存在感を示した。
ゴルフ男子個人の第1ラウンドで65をマークし、日本の比嘉一貴と並んで首位タイに立つと、第2ラウンドも66で首位タイを守った。しかし後半は伸び悩み、通算11アンダーの5位でメダルには届かなかった。男子団体も、銅メダルを獲得した日本に1打及ばず4位に終わった。
ワンはマカオでの優勝後の会見で、アジアンツアーで優勝経験のある洪健堯や詹世昌ら台湾の仲間の存在に感謝し、「彼らの仲間入りができて本当にうれしい」と語っている。 (関連記事: 【独占】「クラブを見るだけで手が震えた」元女子ゴルフ世界1位ヤニ・ツェン、11年越しの復活劇 地獄から救ったのは“左打ち”と“自分との対話” | 関連記事をもっと読む )
マカオでの優勝後、翌週の「リンク香港オープン」(10月22~25日)にも出場したが、最終日に76とスコアを崩し、通算1オーバーの73位タイだった。
















































