中間選挙前、トランプ氏が台湾に再言及「賢明な大統領なら問題は存在しなかった」 半導体巡り「彼らは盗んだ」

2026-10-28 14:30
2026年10月25日、米メリーランド州のアンドルーズ統合基地で、大統領専用機「エアフォースワン」に搭乗する前に記者団の取材に応じるトランプ米大統領。(AP通信)
2026年10月25日、米メリーランド州のアンドルーズ統合基地で、大統領専用機「エアフォースワン」に搭乗する前に記者団の取材に応じるトランプ米大統領。(AP通信)

トランプ米大統領は10月25日、米FOXニュースの司会者ラリー・クドロー氏との電話インタビューに応じ、台湾について「過去に賢明な大統領がいれば、台湾と中国の問題はそもそも存在しなかった」と述べた。その後、「彼らは我々の半導体事業を盗んだ」とも主張した。

トランプ氏は最近、中間選挙に向けた集会で、台湾が「我々の半導体事業を盗んだ」と繰り返し発言している。ラトニック米商務長官もノースカロライナ州で開かれたトランプ氏の集会で、半導体は「すべて台湾で製造されている」と述べ、「米国からはあまりにも遠すぎる」と語った。

今回のインタビューは、クドロー氏が電話でトランプ氏とつないで行われた。冒頭の質問は、共和党が議会の多数派を維持できるかという内容だった。台湾に関する発言が出る前、両者は選挙活動の日程、イラン情勢、医療保険、自動車産業について意見を交わしており、クドロー氏から台湾について直接の質問はなかった。

2026年10月25日、ミシガン州ポートヒューロンのマクモラン・プレイスで開催された集会で演説するトランプ米大統領。(AP通信)
2026年10月25日、米ミシガン州ポートヒューロンのマクモラン・プレイスで開かれた集会で演説するトランプ米大統領。(AP通信)

「賢明な大統領」と「盗まれた半導体」

トランプ氏が台湾に言及したのは、自動車工場と関税について話していた最中だった。同氏はまず、自動車メーカーが米国に回帰しているのは「関税を払いたくないためだ」と述べ、次のように続けた。

「なぜなら、彼らは関税を払いたくないからだ。25%を払いたくない、それだけのことだ。率直に言って、私はかなり低く抑えている。50%に引き上げることもできる。もし彼らが入ってきて米国につけ込もうとするなら、50%に引き上げる。過去に賢明な大統領がいれば、台湾と中国の問題はそもそも存在しなかっただろう。誰も気にするような問題にはなっていなかっただろう」

続けて、半導体産業についてこう述べた。

「彼らは我々の半導体事業を盗んだ。すべてだ。100%だ。ばかげた価格で半導体を製造し、それを大量に送り込んできた。そしてインテルを除けば各社は……。インテルは今、非常に好調だ。私は国のために800億ドルの利益を生み出した。しかし、誰もそのことを話さない」

トランプ氏はこの発言で「彼ら」が具体的に誰を指すのか明言せず、クドロー氏も追及しなかった。

直前に米自動車産業が失った事業について語っていたトランプ氏は、続けてインテルに言及し、800億ドルの利益について2度触れた。さらに、米国がインテル株の10%を「無償」で取得するよう求めたと述べ、その株式は「現在120億ドルの価値がある」とし、同社株が4~5倍になったと主張した。

トランプ氏は、自身の要求について「米国らしくない」との批判があったとした上で、「それこそが非常に米国らしい」と反論した。その後、クドロー氏は欧州情勢へと話題を移した。 (関連記事: スペースXとテスラ、3.5兆ドルの巨大合併なるか マスク氏が支持、半導体「Terafab」計画も加速 | 関連記事をもっと読む )

2週間で3度、半導体巡り台湾に言及

これに先立ち、トランプ氏は10月13日、アラスカ州ワシラで開かれた中間選挙の集会でも、台湾について次のように述べていた。

「台湾――彼らは多くの金を持っている。なぜなら、何年も前に我々の半導体事業を盗んだからだ。半導体に関税を課そうとする大統領がいなかったためだ。その結果、誰もが半導体を製造するため台湾へ移った。しかし、今ではみんな戻ってきている」

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