民進党の台北・新竹市長候補が連携 沈伯洋氏「洋流号」初の市外遠征、交通・子育て政策を訴え

民進党の台北市長候補・沈伯洋氏の選挙カー「洋流号」が初めて台北市を離れ、民進党の新竹市長候補・荘競程氏と合流。多くの支持者が詰めかけた会場の空撮写真が公開された。(民進党新竹市党部提供)
民進党の台北市長候補・沈伯洋氏の選挙カー「洋流号」が初めて台北市を離れ、民進党の新竹市長候補・荘競程氏と合流。多くの支持者が詰めかけた会場の空撮写真が公開された。(民進党新竹市党部提供)

与党・民進党の台北市長公認候補、沈伯洋氏は25日、選挙カー「洋流号」に乗り、新竹市南寮地区(北区)を訪問。初めて台北市以外で選挙活動を行った。現地で同党の新竹市長候補、荘競程氏と合流し、凧揚げを行うなど市民と交流を深めた。会場には多くの支持者が集まり、沈氏は早朝から集まった市民に感謝の意を表明するとともに、この熱気を11月28日の投票行動へとつなげたいと強調。「台北を順風に、新竹に風を起こせ」と述べ、両都市の変化に期待感を示した。

荘氏は、「洋流号」にとって初めての市外訪問先に新竹を選んだことには深い意義があると述べ、台北は台湾の首都であり、新竹は台湾のテクノロジーの首都だと強調。「米国にシリコンバレーがあるように、台湾には新竹があり、両都市は台湾の発展を牽引する重要な原動力だ」と述べた。さらに、自身と沈氏が共に学術界から政治の世界へ転身したという共通点を挙げ、専門的知見を具体的な政策に転換し、市民生活の課題に応えることができると語った。沈氏は、「洋流号」の次なる目的地は基隆だと明かし、政策議論を重視する選挙文化を台北から新竹、そしてさらに多くの都市へと波及させたいと述べた。

20261025-民進党台北市長候補の沈伯洋氏(左)の「洋流号」が初の県市越え、民進党新竹市長候補の荘競程氏(右)と合流(民進党新竹市党部提供)
民進党の台北市長候補・沈伯洋氏(左)の「洋流号」が初めて台北市を離れ、民進党の新竹市長候補・荘競程氏(右)と合流した。(民進党新竹市党部提供)

荘氏の選挙対策事務所によると、両候補は経歴が似ているだけでなく、双方の妻の名前がともに字も読みも同じ「心慧」だということが会場の関心を集めた。沈氏の妻は「夫の街頭演説に同席する機会はめったにないが、新竹で同じ名前の荘氏の妻に会えるとは思わなかった」と笑顔を見せた。荘氏の妻も、自分と同じ名前を持つ人と会うのは初めてだと話し、さらに両家の子どもがともに6歳であるという偶然も重なり、次回は子どもを連れて一緒に遊ぼうと約束したという。

荘氏は、台北と新竹はどちらもテクノロジーの重要拠点だが、同じような生活上の課題を抱えていると指摘。台北の内湖と新竹の新竹科学園区(新竹サイエンスパーク、竹科)は共に通勤時の渋滞問題を抱えているほか、多くの若い世帯が育児のプレッシャーに直面していると説明。その上で、新竹MRT(都市交通システム)の4年以内の着工、バス路線とスマート信号制御の統合に加え、公立託児、一時預かり、夜間託児サービスの倍増、全世代向け生活館の設置推進を公約に掲げた。通勤負担の軽減により家族と過ごす時間を増やし、ハイテク産業の発展を市民の幸福感へと確実に結びつけたいと強調した。

沈氏は、荘氏と共に専門性と政策を通じて都市をより良くしたいと述べ、自身がもたらした選挙文化が台湾全土へ広がることに期待を示した。また荘氏は、沈氏が掲げる「台北を順風に」というスローガンと、自身の提案する「幸福の新たな製造プロセス」が、都市に対する共通の期待を反映していると力説した。新竹には世界クラスのテクノロジー産業があり、市民が安心して暮らせる環境が必要不可欠だとし、今後4年間で交通や育児から地方観光に至るまでバランスの取れた発展を促進し、若者が定住して、家族が安心して生活できる真に幸福なテクノロジーの首都を築き上げたいと語った。

編集:平松靖史

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