NHK国際放送で中国籍アナウンサーが不適切発言
NHKラジオ国際放送で19日、外部委託の中国籍男性アナウンサーが「尖閣諸島は中国の領土」と脱稿発言。さらに英語で「南京大虐殺と慰安婦を忘れるな」などと述べたことが明らかになった。NHKは事態を重く見て、損害賠償請求と刑事告訴を検討している。
NHK「中国籍男性アナ」が脱稿暴走:尖閣諸島は中国領土!
尖閣諸島(中国名:釣魚島)は、日本と中国がともに「固有の領土」と主張している。今回の発言は、この敏感な問題に触れるものだった。
NHKの対応と再発防止策
NHK広報部は公式サイトで「NHKラジオ国際放送における中国籍外部スタッフの発言について」と題し、該当アナウンサーとの契約を21日付で解除したと発表。今後、損害賠償請求と刑事告訴を行う方針を示した。
再発防止策として、中国語ニュースは20日から事前録音した内容を放送。他言語も今月中に事前録音に切り替える。さらに、必要に応じてAIアナウンサーの導入も検討するとしている。
中国領土だけでなく!中国籍男性アナが英語で:南京大虐殺、慰安婦を忘れるな!
NHKによると、中国籍アナウンサーは中国語で「尖閣諸島とその付属島嶼は古来より中国の領土。NHKによる歴史修正と非専門的な対応に抗議する」と述べた。英語では「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな、彼女たちは戦時性奴隷だ。731部隊を忘れるな」と発言したという。
NHK会長の謝罪と対応
NHKの稲葉延雄会長は自民党の情報通信戦略調査会で報告・謝罪。「国際放送の番組基準に抵触する極めて深刻な事態」と述べ、副会長を中心とした再発防止体制の構築を指示したことを明らかにした。
政府補助金と国民の反応
NHKは視聴者から受信料を徴収するだけでなく、年間35.9億円の政府補助金も受けている。今回の事態に対し、多くの日本国民が強い不満を示している。経済評論家の門倉貴史氏は「国民の税金を使って国益を損なう行為だ」と指摘した。
野党の反応と中国の「三戦」への懸念
国民民主党の玉木雄一郎代表はX(旧Twitter)で、NHKに徹底的な調査と厳正な対応を求めた。同党の榛葉賀津也幹事長は「中国の三戦(輿論戦、心理戦、法律戦)の始まりではないか」と懸念を表明した。
編集/高畷祐子
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