森美術館は25日、2027年度の年間スケジュールを発表した。同館では、子どもと現代アートの出会いの場となることを目指し、「遊び」をテーマに据えた企画展「世界はあそびでできている:アート・子ども・社会」を開催するほか、2027年度下半期からは施設および各種設備の改修工事に伴い一時休館に入る。
「遊び」をテーマにした企画展、2027年4月から開催
企画展「世界はあそびでできている:アート・子ども・社会」は、2027年4月29日から9月23日まで開催される。
本展は森美術館が主催し、企画は同館アソシエイト・キュレーターの矢作学、シニア・キュレーターの德山拓一、アジャンクト・キュレーターのヴィクター・ワンが担当する。出展予定作家には、モンスター・チェットウィンド、近藤亜樹、笹岡由梨子、ソ・ドホらが名を連ねる。
本展では、好奇心や探求心から生まれる「遊び」を現代アートの視点から多角的に問い直す。
自発的な遊びを誘発する作品をはじめ、身体感覚と認知を揺さぶる没入型インスタレーション、社会規範に問いを投げかけるプロジェクト、新たな共生のかたちを模索する参加型作品などが展示される。
子どもと創る新たな美術館へ 2027年秋から大規模改修
さらに本展では、1950年代以降の歴史的なアート実践にも目を向け、アーティストが子どものしなやかな思考を通じて、芸術をめぐる価値観や仕組みを問い直してきた歩みを紹介する。
子どもを展覧会をともにつくる大切な存在として迎え入れ、あらゆる世代がともに楽しめる社会に開かれた新しい展覧会のかたちを模索する。
展覧会終了後の2027年9月24日からは、施設および各種設備の修繕・改修工事のため休館となる。改修後のリニューアルオープンは2028年4月下旬を予定している。
あわせて、同館主催の展覧会に関する巡回情報も発表された。2019年に森美術館で開催された「塩田千春展:魂がふるえる」は、イタリア・トリノの東洋美術館での巡回展をもって世界9館での総入場者数が200万人を突破した。
同展は今後、カナダのモントリオール美術館(2026年9月26日〜2027年2月14日)への巡回を予定している。
また、「藤本壮介の建築:原初・未来・森」は、台湾・台北の忠泰美術館にて2026年8月15日から2027年1月3日まで巡回展が開催されている。
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編集:小田菜々香













































