公益財団法人ユニジャパンは25日、10月26日から11月4日まで開催される第39回東京国際映画祭(TIFF)において、映画監督の溝口健二特集、アニメーション特別シンポジウム、TIFFティーンズ映画教室10周年記念企画などを展開すると発表した。日本映画の過去の遺産を継承し、アニメーションの現在を見つめ、映画の未来の可能性を広げる多角的な特集を展開する。
溝口健二没後70年、13作品を特集上映
映画監督の溝口健二(1898~1956)の没後70年に合わせ、国立映画アーカイブとの共催企画「TIFF/NFAJクラシックス 映画監督 溝口健二」を10月27日から11月1日まで国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZUで開催する。
デジタル修復された作品群を中心に溝口監督の13作品をすべて英語字幕付きで上映する。早稲田大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校による共同連携事業「柳井イニシアティブ」の協力を得て今年度に新たにデジタル修復した『瀧の白糸』(1933年)が国内初上映されるほか、ゲストによるトークや弁士、伴奏音楽付きの上映も行われる。
期間中には『浪華悲歌』『祇園の姉妹』『元禄忠臣蔵』『残菊物語』『楊貴妃』『新・平家物語』『赤線地帯』『祇園囃子』『雨月物語』『山椒大夫』『近松物語』などが上映される。
2027年の新アニメアワード設立へ特別シンポジウム
併催されるマルチコンテンツ・マーケット「TIFFCOM」では、アニメーション業界関係者主導による国際的なアワード設立を視野に入れた特別シンポジウム「2027年新たなアニメアワードのスタートに向けて」が10月30日に東京ポートシティ竹芝ポートホールで開かれる。
TOKYO ANIME NEXTが主催し、日本動画協会理事でA-1 Pictures代表取締役執行役員社長の清水暁氏や、TIFFアニメーション部門プログラミングアドバイザーの藤津亮太氏らが登壇する。TIFFアニメーション部門では国内外の監督らを招いた3つのシンポジウムも予定されている。
「TIFFティーンズ映画教室」10周年記念企画も
中高生を対象とした映画制作ワークショップ「TIFFティーンズ映画教室」の10周年を記念したイベントは、11月3日にTOHOシネマズ シャンテで開催される。
ワークショップの開催時期を今年から3月へ移行することに伴い企画されたもので、歴代特別講師の諏訪敦彦監督、杉田協士監督、瀬田なつき監督、早川千絵監督らを迎え、過去の制作作品の上映やトークを行う。また、映画を作る側と観る側の両面を体験する企画「TIFFティーンズ・シネクラブ」の開催も予定されている。
あわせて、第4回「TIFF映画教育国際シンポジウム2026」が「映画教育のためのエデュケーター育成と環境づくり」をテーマに10月31日に国立映画アーカイブ 小ホールで開催される。海外の実践事例としてフランスの映画教育アドバイザーであるイザベル・ブルドン氏らが登壇し、参加費は無料で事前申込制となる。
第39回東京国際映画祭は10月26日から11月4日まで、TIFFCOM 2026は10月28日から30日まで開催される。
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編集:小田菜々香


















































