三菱地所は、大手町・丸の内・有楽町エリア全体を一つのプラットフォームと見立て、個別の入居企業単独では実現が難しい機能を地域全体で提供する「まちまるごとワークプレイス構想」を推進している。
同社はその重点施策である「まちまるごとバリューアップ」の一環として、東京都千代田区有楽町の新国際ビル内に就業者向けラウンジ「lounge Ö(ラウンジ オー)」を開設したほか、フレキシブルオフィス「xLINK(クロスリンク)丸の内新国際」を整備した。
有楽町駅前の好立地を活かし、新築建て替えにとどまらない既存ストックの有効活用を通じて、働く日常の質の向上とエリア全体の魅力向上を図る。

新国際ビル1階および地下1階に誕生した「lounge Ö」は、面積約520平方メートルの就業者向け共用施設であり、同社が丸の内エリアで展開する就業者ラウンジとして16拠点目となる。
名称の「Ö」には、就業者が日常の業務の合間にひと呼吸おく余白と、そこから生まれる新たな気づきや視点が街の景色を変えていくという意図が込められた。
企画・運営には都市の編集を手掛けるMedia Surf Communications、空間デザインには芦沢啓治建築設計事務所を迎え、三菱地所を含む3社が連携してコンセプト策定から空間構築までトータルで手掛けた。

有楽町に就業者向けラウンジ誕生 交流や発想を生む空間へ
ラウンジ内にはカフェ機能「Baiten」のほか、テーマ別の選書や交換が可能な「ライブラリー」、イベントや企業間交流に利用できる貸切スペースを配置した。
さらに、2022年2月に始動したアートによるイノベーション創出プラットフォーム「YAU(有楽町アートアーバニズム)」がプロデュースするアート作品を掲出し、食・本・アートが交わる環境から新たな刺激や発見を創出する。

あわせて同ビル1階・2階には、三菱地所が展開するフレキシブルオフィスの9施設目となる「xLINK丸の内新国際」を整備した。全体面積は1018平方メートルで、13室の個室を備え、内部階段で「lounge Ö」と直結する。
プロジェクト拠点やサテライトオフィス、本社機能の拡張など多様な業務ニーズに対応し、執務だけでなく打ち合わせやリフレッシュの場も確保した。

既存ビル活用で有楽町の街づくりを加速
有楽町エリアでは現在、「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」の再開発や「新東京ビル」の大規模リニューアルのほか、「有楽町ビル・新有楽町ビル」建て替え前の暫定利用期間を活用した「YURAKUCHO PARK」の着工などが進んでいる。
新国際ビルにおいても、これまで路地空間を公園化した「有楽町SLIT PARK」や屋上空間の整備、館内動線の改善などを重ねてきた。三菱地所は「丸の内NEXTステージ」において常盤橋と有楽町を重点エリアと位置づけており、今後も再開発、暫定利用、既存ビル改修の重層的なアプローチで、選ばれ続けるまちづくりを展開していく方針だ。
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編集:小田菜々香













































