台湾・台北市長選が接戦 最新世論調査で現職・蒋万安氏41.7%、民進党・沈伯洋氏40.5%

信民協会は22日、台北市長選についての最新世論調査結果を発表した。写真は現台北市長の蒋万安氏。(資料写真、劉偉宏撮影)
信民協会は22日、台北市長選についての最新世論調査結果を発表した。写真は現台北市長の蒋万安氏。(資料写真、劉偉宏撮影)

11月の統一地方選挙に向け、戦況が白熱している。民主派団体、信民両岸研究協会(信民協会)は22日、世論調査の専門家、戴立安氏に委託して実施した、「2026年台北市長選挙の情勢」に関する最新の世論調査結果を発表した。それによると、国民党公認候補の蒋万安現市長と、民進党公認候補、沈伯洋氏の支持率の差は約1ポイントにとどまり、激しい接戦となっている。また台北市政の「政権交代」に関する質問に対し、42%の市民が「民進党に交代すべき」と回答し、「国民党が継続すべき」(38%)を上回った点が注目を集めている。

蒋万安氏の支持率41.7%、沈伯洋氏は40.5%

信民協会の調査によると、41.7%の市民が蒋氏に、40.5%が沈氏に投票すると回答。両者の差はわずか1.2ポイントで、誤差の範囲内となっている。その他の市長候補4名の支持率は、▽郭璽氏(麻将最大党)、0.7%、▽唐新民氏(三勢団結促進連盟)、0.6%、▽蕭文乾氏(SoR無法党)、0.5%、▽林志成氏(無所属)、0.3%──となった。また、「投票しない・白票を投じる」は5.2%、「回答なし」は10.6%だった。

当選予測は「蒋氏が勝つ」が57.8%

​蒋氏と沈氏の「どちらが当選する可能性が高いか」との設問に対し、回答者の57.8%が蒋氏、21.3%が沈氏と答え、20.9%が「回答なし」となり、支持率の傾向とは著しい相違を示した。クロス集計によると、二大政党(民進党、国民党)の支持層を除いた場合、台湾民衆党の支持層のうち88.5%が蒋氏を支持し、沈氏への支持は1.6%にとどまった。一方、無党派層および「政党より人物を重視する」と答えた有権者では、31.7%が蒋氏、25.9%が沈氏を支持した。さらに、12.1%が「投票しない・白票を投じる」と答え、27.4%が「回答なし」だった。

20260914-台北市長・蔣万安氏、市議会の市政総質疑に出席。(蔡親傑撮影)
現台北市長の蒋万安氏(写真)が支持率で沈伯洋氏をわずかにリードしている。(資料写真/蔡親傑撮影)

「蒋市政に満足」は52.4%、「不満」は41.6%

調査結果によれば、蒋氏の3年余りにわたる市長としての全体的な施政に対し、回答者の52.4%が「満足」と評価。その内訳は「非常に満足」が15%、「やや満足」が37.4%だった。一方で回答者の41.6%が「不満」と回答、内訳は「非常に不満」が25.4%、「やや不満」が16.2%だった。「満足」が「不満」を10.8ポイント上回る結果となった。回答なしは6.0%だった。 (関連記事: 【2026台湾統一地方選挙】宜蘭県長選、民進党は8年ぶりに県政奪還できるか 頼清徳氏と「宜蘭王」陳金徳氏がカギ | 関連記事をもっと読む )

蒋氏の市長適性、「適性あり」50%・「適性なし」38.3%

​蒋氏の「台北市長としての適性」については、50.0%の市民が「適性あり」と回答し、そのうち22.5%が「非常に適性あり」、27.5%が「やや適性あり」とした。一方、38.3%が「適性なし」と回答し、26.1%が「全く適性なし」、12.2%が「やや適性なし」と答えた。回答なしは11.7%だった。年齢別のクロス集計では、50代以上の層で蒋氏の適性を高く評価する傾向が見られた。また、無党派層の回答者のうち、45.0%が「適性あり」、26.7%が「適性なし」と回答。回答なしは28.3%だった。

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